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長友佑都35歳、連続出場か。全力投球を明言した長谷川健太監督、強敵名古屋グランパス相手に90分間研ぎ澄ませ戦っていく【無料公開】

 

©F.C.TOKYO


 前節から中三日。横浜FC戦に先発した選手の疲労が懸念されるなかで迎えるACL組前倒し開催のJ1第32節名古屋グランパス戦に、長友佑都が先発する可能性が出てきた。FC東京への復帰を果たした9月12日に35歳の誕生日を迎えたばかり。しかし長友は長谷川健太監督に対して「まったく問題ないです」「連戦にも強いです」と元気をアピール。この情熱を真正面から感じ取った指揮官は「まあやってみないとわからないですが(笑)、彼の言葉を信用して状態を見ながら、ということになると思います」。「全力投球です」と、左サイドバックに関してはターンオーバーしないことを明言した。
 
◆より勝負強くなったグランパス
 
 横浜FCに4-0で勝ったことは喜ばしいが、リバウンドで気が緩み強豪相手に負けてはACL出場権獲得が遠のくばかりかチームとしての成長もない。名古屋、浦和レッズ、川崎フロンターレ、ルヴァンカップでの名古屋との2試合、そして鹿島アントラーズ──ここからつづく上位との戦いにもし勝てなかったとしても全力でぶつかり相手の勢いを抑え込むようなプレーを継続出来なければ、青赤軍団はただの三日坊主になる。ひと息ついて出力を落とさないためにも、長友の連続出場は必要なファクターなのだろう。
 現在のチーム状態について訊ねると、長友効果が持続していることの証なのか、長谷川健太監督は笑みがこぼれるのを止められずにこう言った。
「もう(名古屋は)上位のチームなので、全力でやる、と。上位陣を倒すためにしっかりとした準備とトレーニングを──という三日間でしたけど、いい練習が出来たと思っています」
 勝っていれば気持ちが充実してやれる、ほんとうにいい状態で名古屋にぶつかっていける──勝利を糧に、監督には自信がみなぎっていた。
「基本的には変わっていないんですが、やっぱり前線にシュヴィルツォクが入り、非常に前線にタメが出来て得点力も上がって、夏の補強でキムミンテも入りましたし全体的な印象は(前期の対戦と)変わらないのですが、より勝負強くなったという印象です。
 隙なくやらないと名古屋に勝つことは出来ないと思います。研ぎ澄ませた状況のなかで90分きっちりと戦えるかどうかというところではないかと思います」
 前回の対戦では互いに中盤が中を絞り相手を最終ラインまでに押し留めて堅く守り合う引き分け決着。明日の対戦ではそこからどちらが勝負強さをより高めたかが問われる一戦となる。
 

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『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」後藤勝/前編【オレたちのライター道】

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