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「ここからギアを上げて戦う大事な初戦」と位置づけた長谷川健太監督。第28節柏レイソル戦からの11試合を強い気持ちで戦っていく【無料公開】

 

©F.C.TOKYO


 ルヴァンカップの連覇、そしてリーグ戦でひとつでも上の順位に入ることに目標は絞られてきた。可能性があるかぎり3位でのACL出場権獲得をめざすことはもちろんだが、そのためには一つひとつの試合に全力を注ぎ多くの勝利を重ねなくてはならない。
 Web囲み取材に姿をあらわした長谷川健太監督はアウエーの連戦を終えたあとに勝点を伸ばせなかった2019シーズンを思い起こし「一昨年はやっとホームに帰ってきて出来るという気持ちが安堵感につながってしまった」と反省。その轍を踏まないよう士気を高めている。「選手はホームに帰ってきてやってやろうという気持ちで準備は出来ていると思う。明日は思い切って挑んでいきたい」と、自信を覗かせた。
 前期は川崎フロンターレに敗れてから迷走し、試行錯誤の末、柏レイソルとの日立台での戦いから「修正してこれで行くんだということで再出発」(長谷川監督)した。その、リスタートの契機となった相手との再戦。はたしてあの時点から東京は強くなることが出来たのか。同じ相手との戦いで力量を見定める、真価を問われる一戦となる。
 ここからの11試合は戦意を喪失した者から脱落していくサバイバルレース。その反対に最後の3~4試合までACL出場権を争うチームにとってはノックアウト方式の戦いにも近い一戦必勝の緊張感を持続することが求められる。
 この状況で指揮官は強い気持ちを明確にした。
「ここからギアを上げて戦う大事な初戦。前のめりになったところを衝かれて負けるということを怖れているようでは勝利を掴むことは出来ない。強い気持ちで一戦一戦を戦っていけるかどうか。自分たちから仕掛けていく」
 前回の柏戦からはっきりとした攻守にアグレッシヴなサッカー。そこにボールを動かし、崩すアイデアが加わった攻撃がある。既に戦い方は後期のヴィッセル神戸戦とルヴァンカップ準々決勝で一定のかたちが見えている。ここからはその高い強度と、強度を実現する気力が勝敗の鍵を握っている。
 

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『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」後藤勝/前編【オレたちのライター道】

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