清水エスパルスに差し込まれ先制を許すも、ブラジルトリオの揃い踏みでFC東京が逆転勝利【J1第1節第1報/速報/無料公開】
◆苦しい内容ながらも白星スタート
【AWAY/清水1-3東京】2月23日、FC東京はIAIスタジアム日本平でJ1第1節に臨み、何度もシュートを浴び先制点を与える苦しい内容だったが、ブラジル勢を次々に投入して逆転に成功。清水エスパルスを相手に勝利を収め、白星で国内リーグ戦をスタートした。強風が吹くなか相手のロングボールを警戒してかラインを上げられない東京は前で清水の選手たちを守備に嵌めることができず、間に入り込まれてドリブル、パス、シュートを許した。ハーフタイムに「ボールを奪いに行くときの全体の連動性を高める」よう長谷川健太監督から指示があったが前半の傾向は変わらず、後半2分、ついに決定的なスルーパスを通され、これをティーラシン デーンダーに決められた。
先制点を許した東京は三田啓貴をアダイウトン、髙萩洋次郎をアルトゥール シルバに交替。フォーメーションをほぼ4-2-4に近い4-4-2に変更して攻勢に転じる。すると後半32分、レアンドロが個人技で持ち込んで獲得したPKをディエゴ オリヴェイラが決めて1-1の同点に。さらにその3分後、レアンドロのパスを受けたディエゴ オリヴェイラが、猛然と走り込んできたアダイウトンに決定的なラストパス。これをアダイウトンが難なく決め、ついに劣勢だった試合をひっくり返した。その後もアルトゥール シルバがシュートを撃つなど、終盤は東京が清水を圧倒。44分にはゴールキーパーが飛び出しがら空きとなった清水ゴールの前であとはシュートを流し込むだけだったレアンドロが倒されまたもPKを獲得、これを今度はレアンドロ自身が決め、結局ブラジルトリオの揃い踏みで3ゴールを得た東京がタイムアップの笛を歓喜で迎えた。ブラジルトリオの活躍で強引なまでにゴールをもぎ取り勝点3を得られたことは幸いだったが、4-3-3が嵌まらない場合の対応力が、課題として浮上した。
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