児玉剛、今シーズン初J1はひとり少なくなってからの緊急出場……不利な状況での2失点にも「止められた」と強い責任感。退場の波多野豪には「みんなファミリーでやってるんで。何も問題ない」【2024 J1第13節vs.柏レイソル(HOME)】

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)
FC東京は5月11日、味の素スタジアムでJ1第13節に臨み、柏レイソルと対戦。3-3の引き分けで試合を終えた。開始直後の前半2分、自陣で仲川輝人がボールを奪われたところから失点を喫したが、その仲川が自ら右コーナーキックを獲得し、こぼれ球をヘディングで押し込み同点。その後ディエゴ オリヴェイラがPK、松木玖生が右コーナーキックのこぼれ球を豪快なボレーシュートで叩き込み、逆転に成功した。
しかし2点リードの状況でボックス外に出た波多野豪がDOGSOの判定で一発退場。第5節川崎フロンターレ戦と同じ轍を踏む反則で東京はひとり少ない状態で試合を進めなければならなくなった。そこで仲川輝人との交代で波多野に替わるゴールキーパーとしてピッチへと送り込まれたのが、ベテランの児玉剛だった。
◆「大丈夫やで」と、児玉
現行のルールではボックス外でレッドカードを提示されるよりも、ボックス内でチャレンジしてイエローカードとPKのほうがベターな結果。ましてリードは2点。1失点までは許容範囲だった。波多野はこの判断を悔やんだのか、児玉に「ごめんなさい」と謝ったのだという。それに対して児玉は「全然大丈夫やで」と、おおらかに答えていた。
「しょうがない。プレーの中での出来事なんで。ゴールキーパーはみんなファミリーでやってるんで、別に。誰が出ても勝てるようにやってるんで、何も問題ないと思います」

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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