オ ジェソクの穴は埋まった。中村帆高、左サイドの冒険で立ち位置を確立したJ1デビュー【J1第1節第2報】
昨年、攻撃的な左サイドバックである小川諒也が欠場したとき、似たタイプのバングーナガンデ佳史扶とともにそのポジションで先発を果たしたのは、期限付き移籍で加入していたオ ジェソクだった。オ ジェソクは左も右も出来、特にシュアーな守備が頼もしい選手で、彼がいおかげでサイドバックに不足を感じることはなかった。
そしてやはり小川が欠場したJ1第1節、左サイドバックとして先発したのは、この試合がJ1デビューとなる中村帆高だった。大卒新人である彼が本来めざすのは、右サイドバックのポジション。しかし右のレギュラーである室屋成と同時に左で並び立つことで、J1出場を成し遂げたのだ。
◆左で出場することで得たポジション
ほんとうは右でやりたいとは思うんでしょうけど、右もできる左もできる、守備で信頼できるとなると、それはそれで独自の立ち位置を築けるのでは──と訊ねると、帆高は「まあ、そうですね」と認め、息せき切って話し始めた。
「いままで左サイドバックをやったことがなくてずっと右1本で来て、
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