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【無料記事/関東大会決勝第2報】コメント◆篠原新汰「無失点の“質”が高くなってきている」「もう少し自分たちの時間をつくりたい」(2017/06/12)

第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)関東大会全試合に出場したディフェンダーの篠原新汰に話を訊いた。今大会は準決勝までの4試合で草住晃之介、決勝では長谷川光基とセンターバックを組み、優勝、そして全試合完封勝利に貢献。手応えを掴んだようだ。決勝を戦い終えた直後の率直な感想、この大会を通しての収穫、自身とチームの成長についての感触とは。

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――ご父兄の姿もありましたが。
篠原新汰 きょうは現地集合、現地解散だったので、送ってもらいました。自家用車で来たり、東京駅からバスに乗ったり。たまにはそういうのもいいかなとカズさん(佐藤一樹監督)も言っていたので。これもいいかな、と。

――5試合に出場して、今大会すべての試合で無失点でした。この結果について。
篠原新汰 守備陣としてはまず(失点)ゼロで抑えることが絶対的な目標で、それが達成できたのはすごくいいことですけれども、ディフェンス陣だけじゃなくてフォワードも前からしっかりやってくれていますし、全員で成し遂げた無失点という感じがします。
チームとして「行くところ」と「行かないところ」の狙いをしっかり共有できていたのがよかった。最後でからだを張るところもよくやっていたと思います。

――前半はじっくり構えて守ることができて、でも最後の20分間くらいになると相手が攻めてきて状況が変わりますよね。この辺りのコントロールがうまくできつつあるのは、日頃の練習によるものなのか、今大会の実戦を通じてなのか。
篠原新汰 日頃からプレミアの試合を通して課題が出ていたので、そういうところは練習試合などを通して積み上げていますけど、今大会も初戦からだんだんよくなって、無失点の“質”が高くなってきている。センターライン……ボランチとディフェンスラインと、キーパーですね、そこを中心に試合状況を見て考えるようにしています。

――前から嵌め込んでいくわけですが、それ以外に攻め込まれたとき、さきほどおっしゃったようにゴール前の場面もありますよね。そこでセンターバックの個の能力も重要になってくると思いますが、関東大会での手応えは。
篠原新汰 正直なところ、やられる気はあまりしなかったんですけれども、きょうも含めて危ないシーンをつくられてはいるので……。フロンターレさんもレベルが高かったですし、レイソル、レッズもいい選手がいました。そのように拮抗したなかでも、いわゆる“際(きわ)”のところで優(まさ)れたことが、失点せずに勝てた要因かなと思います。

――今後は全国大会などでその“際(きわ)”のところで強い相手との対戦もあると思いますが、これからに向けては何をどう改善していきたいですか。
篠原新汰 試合運びですね。きょうも守るということはできていますけれども、もうちょっと自分たちの時間をつくったりとか。ただ守っているだけでは、こういう(決勝の終盤)押し込まれる試合展開にはなってしまうので、そうなると、相手が強くなってくればくるほど精度が上がってくることもありますし、一発で決められることもなくはないので、自分たちの時間をもう少しつくれるようにすることが今後の課題かなと思います。

――そこにはディフェンス陣のビルドアップもかかわってきますか?
篠原新汰 そこもそうですね。全国大会まであと一カ月あるので、詰められるところを詰めていきたいと思います。

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『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
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