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【有料記事/関東大会決勝第1報】FC東京U-18、全試合無失点の完全優勝! 関東王者としてクラブユース全国大会へ(2017/06/12)

6月11日、FC東京U-18は茨城県鹿嶋市の新日鐵住金グラウンドで第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)関東大会決勝を戦い、川崎フロンターレU-18を相手に1-0の完封勝利を収め、2年ぶりの優勝を果たした。全国優勝した昨年の第40回大会では、全国進出を決めた次の準々決勝で横浜FCユースにPK戦の結果退けられ、関東大会を制することができなかったが、ことしは1回戦と2回戦をそれぞれ12-0、10-0のふた桁得点完封でモノにして全国大会出場を決めたうえで、準々決勝からの三試合はすべて1-0で勝ち、内容を向上させつつ全試合無失点での優勝という記録を成し遂げた。
そうしたピッチ内の収穫もさることながら、この日は現地集合、断水、スタンドで着替え……と不便な要素が多かったことが、ふだん恵まれた環境でサッカーに取り組んでいる選手たちにとってはまたとない経験の機会となったようだ。

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J3がない週末とあって先発には2種登録選手がずらりとならんだ。
「2年ぶりにしっかり勝って東京に帰りましょう」
佐藤一樹監督にこう声をかけられピッチに送り出されたのは、高瀬和楠、岡庭愁人、篠原新汰、長谷川光基、坂口祥尉、小林幹、品田愛斗、平川怜、小林真鷹、原大智、久保建英。


少しひんやりするくらいの涼しい風が吹き、体力の消耗を抑えられそうな気候だったが、東京イレヴンは闇雲に突撃することなく、相手の出処を抑えるべく組織的にプレッシャーをかけ、守備網に川崎を嵌めていく。杉並FCユース、大宮アルディージャユース、横浜F・マリノスユース、鹿島アントラーズユースを下して決勝に上がってきた川崎フロンターレU-18は個々に足許の技術があり決して侮れるチームではない。しかし東京は川崎にボールを保持させつつアタッキングサードに運ばせない巧みな守備でじっくりと試合を進め、

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