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白井康介、1点差に迫る貴重な今シーズン初アシスト! スプリント27回の爆走王が見せた魂のサイドアタック【2024 J1第8節vs.東京ヴェルディ(AWAY)】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 昨年末、古巣である北海道コンサドーレ札幌と対戦するJ1第33節を前に、白井康介が練習でいいクロスを入れていた。結局、先発メンバー入りは見送られたが、ピーター クラモフスキー監督はこのプレーを評価していた。
 
 明けて2024年、沖縄キャンプの練習試合FC琉球戦で自ら得点。今シーズンの対外試合初ゴールだった。帰京後の白井は小平のミニゲームでもゴールを連発。得点に関わる意識を高めていた。そして新シーズンが開幕。J1第6節浦和レッズ戦の、中村帆高負傷によるスクランブル出場のチャンスを活かすと、第7節鹿島アントラーズ戦に今シーズン初の先発フル出場。非常にすばらしいパフォーマンズだったが、後半アディショナルタイムのシュートは止められてしまった。次こそはゴールかアシストを──と、白井は鹿島戦後の1週間、意気込んでいた。
 
◆自分を表現しないとチャンスが二度と来ないかもしれない
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 第8節東京ヴェルディ戦は前半、常に右サイドでコンビを組んできた安斎颯馬が退場処分。ひとり少ない状況で迎えた後半23分に白井が爆発した。ヴェルディの左センターバック山越康平が左外につけようとしたパスに対し、狙いすましたインターセプト。そのまま東京から見て右サイドを持ち上がると、背走のかたちになるヴェルディセンターバックの背後をしっかりと通す精度の高いグラウンダーのクロス。これを遠藤渓太が決めると、白井にガッツポーズが飛び出した。待望の、今シーズン初アシストだった。
 

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