青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

TOKYOismに寄稿しました! 吉本一謙スカウト記事『KAZU with TOKYO』執筆後記

 

 
 みなさんこんにちは、フリーライターの後藤勝です。3月15日にFC東京オフィシャルホームページで公開されたTOKYOism『KAZU with TOKYO』を執筆させていただきました。
 
これがリンクです
 
 だいぶ削って濃縮したのですが、それでも想定より2,000字ほど多くなってしまいました。でももう削るところがなかったので、仕方がない。制作スタッフの方の努力もあり、いい記事になったと思います。
 
そういうわけで取材したうち主要部分はほぼ漏らさず使っている状態なのでアウトテイクを紹介することも出来ないのですが、感想くらいはお伝えしようかと。
 
◆東京ガスからFC東京へ、そしてカズが『人生の特等席』の“ガス”のように
 
 TOKYOismの記事中にもあるとおり、膝が痛くてもう無理──という状態で引退したため、吉本さんには普及部コーチとして子どもたちと接するつもりはありませんでした、と。そこで大金直樹社長が「第二の吉本を発掘してくれ」という口説き文句が熱いですよね。
 
 というのも、東京ガスからFC東京にチーム名が変わっても、大金社長にとっては吉本さんは同じチームの守備的ポジションの似たような体格の後輩であるわけですよ。その口説き文句で新体制発表会に引きずり出して、その場で似たような背格好のふたりが立つ。継承されていて、歴史があるわけです。
 
 で、その吉本さんがさらに後輩の三田啓貴や岡崎慎について言及するという……。公開初日にFC東京SNS担当が岡崎選手に取材して補完してくれていましたが。
 
これがリンクです
 
 今後は吉本スカウトとして三田、岡崎といった選手よりもさらに若い世代を発掘していくわけで、もうあれです、ピッチ内で祖父から孫までくらいの時間感覚をクラブが共有していることになるわけです。これはすごいと思う。
 
 ちょっと記事中で紹介していない吉本スカウトの行動について言うと、彼はまずFC東京U-18の練習をじっくりと見て選手の顔、特長、名前を把握しました。そしてこれは、他の高校生を見たときにその実力を推し量るための目安となるということです。これが「アカデミーの選手よりもいい選手がいなかった場合に『いない』と言える」ことにつながる。
 
 これはちょっと勇気がいると思います。やはり評判のホープをよそに持っていかれたら「なんで獲れなかったんだ」という声が上がってもおかしくない。
 
 吉本スカウトの話を聞いて思い浮かべたのは、米国プロ野球のスカウトを描いたクリント イーストウッド主演の『人生の特等席』です。
 
 クリント イーストウッド演じる“ガス”(劇中でそういう名前なんです!)は眼が衰えてきた老スカウト。しかし球音で選手の能力を判別する感覚を持っています。ネタバレになる手前まで言うと、このガスがその年、最有力と思われる大物打者の獲得に関してどう対応するかがストーリーの焦点になっていくわけですが、まさに東京ガスならぬFC東京の、ガスならぬカズがこれから置かれる状況とはそういうもの。そこで自信を持って「獲得を見送りましょう。なぜならFC東京アカデミーの選手に及ばないから」と言えるかどうかはかなり重要な問題です。
 
 吉本スカウトが既にそういう基準と覚悟を持ってこれからの仕事に挑もうとしていることに、感銘した次第です。
 読み手として自分が書いた記事に、そんな読後感を抱きました。未読の方はぜひ一度、もう読んだよという方ももう一度、お読みいいただけるとうれしいです。
 
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後藤勝渾身の一撃、フットボールを主題とした近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(装画:シャン・ジャン、挿画:高田桂)カンゼンより発売中!
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『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

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新聞等はその都度「点」でマスの読者に届けるためのネタを選択せざるをえませんが、自由度が高い青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジンでは、より少数の東京ファンに向け、他媒体では載らないような情報でもお伝えしていくことができます。すべての記事をならべると、その一年の移り変わりを体感できるはず。あなたもワッショイで激動のシーズンを体感しよう!

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」後藤勝/前編【オレたちのライター道】

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