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シュートにこだわり、右足にこだわる。それが零温の生きる道。ピーター監督に見守られ一歩ずつ成長【2024 GW Special Column】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 J1第11節京都サンガF.C.戦の後半39分、全体がややコンパクトになった状態で長友佑都から出てきたタテパスに対し、抜け出したのは野澤零温。1対1の絶好機だったが、シュートはク ソンユンの正面に飛んでしまった。ク ソンユンも掴むことまでは出来ず、こぼれたボールを野澤が拾ったものの、コースを消されているなかでの2度目のシュートは枠内に飛ばず。J1初ゴールはお預けとなってしまった。
 
◆100回中100回決めろというわけではない
 
 チームとしても勝利を確実なものとするために3点目が欲しかった場面。この野澤の“チャレンジ”をどう思うかと訊ねると、ピーター クラモフスキー監督はこう答えた。
 
「100回中100回決めろと言っているわけではない。大事なのは、そういった場面にいることです。チームのパフォーマンスをしっかりとつくっていく。そういった要素を伸ばしていくことが大事だと思っています。そうすればやったことが報いとして返ってくる。それを細かく、自信を持ちながらやりつづける。そうしたらゴールは入ると思っています」
 
 5月4日の練習後、ピーター監督は野澤に直接話しかける機会を持った。クラブハウスへと歩いていく途中に呼び止められた野澤は、次のような言葉をもらったという。
 

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