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【今週の小平】Preview◆「前半は失点をゼロに抑えるべく守備に重きを置く」(高橋)「雰囲気に呑まれず流れを見極めれば勝機はある」(榎本)/1-0で勝つ! ナビスコ準々決勝第2戦(2015/09/05)

Preview◆「前半は失点をゼロに抑えるべく守備に重きを置く」(高橋)「雰囲気に呑まれず流れを見極めれば勝機はある」(榎本)/1-0で勝つ! ナビスコ準々決勝第2戦

FC東京は5日、小平グランドで非公開の午前練習をおこない、遠征地の鹿島に向けて出発した。第1戦で先発した奈良竜樹、橋本拳人、中島翔哉はいずれも遠征メンバー入りを果たしている。新加入のブラダ アブラモフもメンバーに入ったもよう。

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準決勝進出のための勝利条件が「勝つか、3-3以上の引き分け」とはっきりしているだけに、どのような試合運びをするのか気になるところだ。0-0の引き分けでは準々決勝を突破できない。早く1点を獲って落ち着きたいが、焦れば隙が生まれて鹿島に先制を許してしまうかもしれない。1-0で勝てばいいというつもりで、剛胆にも0-0の時間を長くつづけてチャンスを待つことができれば東京のペースだ。
しかし昨年のナビスコ初戦のように、序盤に2点を獲って勝負を決めてしまおうという考えもなくはない。はたして第2戦の東京はどうなるのか。

高橋秀人は「基本的には、前半からリスクを負って攻めるようなことはせず、失点をゼロに抑えるべく守備に重きを置く」と言っている。
「タテにもヨコにもコンパクトで、鹿島のよさを消せていた」と、コレクティヴな守備に自信をのぞかせる高橋。まずは組織で鹿島のチャンスメーク、フィニッシュを阻み、勢いを削ぐことになることが優先事項となりそうだ。

第1戦に「面」で鹿島を抑えたという感触はたしかにあった。そして「点」、局所でも、鹿島の選手との間合いを詰めた場面ではよく攻撃を防いでいた。しかし相手を離したときに、ミドルシュートやクロスなどレンジの広い攻撃で2失点を喫している。修正をするとすればそこになるだろう。

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