遠藤渓太、完全移籍発表翌日の2ゴール!ベンチで点いた火をピッチで燃やし、FC東京を敗戦の危機から救う活躍。これが青赤の一員としての伝説の始まりだ【2024 J1第8節vs.東京ヴェルディ(AWAY)】
J1では2008年8月23日のJ1第22節以来約24年ぶりとなるFC東京と東京ヴェルディの対戦は2-2の引き分けに終わった。J1第8節で実現したダービーマッチはヴェルディのホームゲーム。東京は前半に2点を失い、さらに安斎颯馬の退場でひとり少なくなり敗色濃厚な状態でハーフタイムを迎えた。しかし4-4-1で失点を防ぎながらカウンターのチャンスを待っていた東京は後半23分、白井康介がインターセプトから右サイドを爆走し、そこから送ったパスを遠藤渓太が決めて1点差とすると、攻勢に出た終盤の後半49分、エンリケ トレヴィザンが上がった状態で波多野豪が長いボールを蹴ると、そのエンリケと競ったヴェルディの山越康平が落としたボールを仲川輝人が拾い、またも遠藤がゴール。完全移籍を発表した翌日のダービーマッチで東京を窮地から救い、ヒーローとなった。
◆染野のパフォーマンスが……
前半のある出来事が遠藤の魂に火を点けた。ヴェルディの2点目を決めた染野唯月が、東京ゴール裏を煽るかのようなゴールパフォーマンス。これをベンチから見ていた遠藤は「あそこでけっこう自分的にはスイッチが入って。『自分が入ったらプレーで見せてやろう』っていう風にスイッチは入ったし、それがいいほうに転んで追いつけてよかったなって感じです」と、その瞬間を思い起こしていた。
(残り 2191文字/全文: 3477文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ