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攻守にかたちが定まらないFC東京、北の大地で5失点。仲川輝人「もっと気持ちで見せていくしかファンサポーターを喜ばせられない。そこが自分たちにいま欠けている」【2023 J1第12節 札幌vs.FC東京 Report】

 

一矢報いるゴールを決めた仲川輝人。


 5月6日、FC東京は札幌ドームで開催されたJ1第12節に臨み、北海道コンサドーレ札幌と対戦。ホームから見て5-1のスコアで敗れた。
 
 前半45分間は3バックをベースとしてボランチの一角が下りてくるおなじみの可変システムを相手に東京の守備が嵌まらない状況だった。中を締めるやり方を採ったが、外から外へと幅を使われ、思うように札幌に運ばれ、東京は陣形を動かされ、失点の危機を招いた。自陣からビルドアップしていこうと思えばマンマークの守備に詰められる。練習で取り組んできたかたちを出せず、ボールを持ったとしても誰が空いているかを探して渡すことしか出来ず、行き当たりばったりの攻撃となり、まったくチームとして機能していなかった。
 

リーグ戦初先発の安斎颯馬は「特に4失点目に関しては自分の責任。またここに立てるようにイチから出直したい」と反省した。


 後半5分の4失点目では相手のスローインから始まる攻撃を跳ね返せず、ボール保持者に複数の選手が寄りすぎて危険なスペースを空けるという失態を繰り返してゴールを割られた。焦りのせいなのか、ベーシックにやるべきことも吹き飛び、プロとして恥ずかしい水準の試合になってしまった。
 
◆仲川「一丸となってやっていくしかない」
 

「最初の15分での先制点と追加点が、その後の我々のプレーと試合展開に大きな影響を及ぼした」と、アルベル監督。


 後半の4失点目は相手のスローインから始まってひとつのボールに多くの選手が集まってしまうプロらしからぬ失態だと思うが──と訊ねると、アルベル監督はこう答えた。
 

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