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J1再開に燃える青赤軍団。東慶悟「同い年のディエゴには負けられない」長谷川健太監督「ポジションが空いたところに若い選手が食い込んでくれれば、チームの活性化につながる」【J1第16節&シーズン後半Preview】

「ディエゴには負けられない」と意識を高める東慶悟。

◯選手層はどう変化したのか

あす7月18日、FC東京は三協フロンテア柏スタジアムでJ1第16節に臨み、9位の柏レイソルと対戦する。
東京はJ1中断期間に吉本一謙、丸山祐市、梶山陽平の移籍が決定、リンスを獲得した。いっぽう、柏はユンソギョンと中谷進之介を放出、フルミネンセから大型ディフェンダーのナタン ヒベイロを獲得している。夏のウインドー(第2登録期間)が開くのは7月20日からで、この18日の試合にかぎっては、新加入選手は出場できない。

東京は前線の人数が不足気味だ。
柏から期限付き移籍で東京に加入しているディエゴ オリヴェイラは、契約上の理由で柏と対戦する試合に出場できない。前田遼一と永井謙佑も離脱中。富樫敬真、矢島輝一、久保建英といったところが選考対象になってきそうだが、はたしてどういうメンバーを組むのだろうか。前線以外では、天皇杯と練習試合でコンディションを上げてきている米本拓司、田邉草民の起用法も気になるところだ。

◯攻撃のコンビネーションに手応え。東は「ディエゴには負けられない」

直近の試合ではFC東京U-23が1-3敗戦、下部組織のFC東京U-18が1-6敗戦と、それぞれ芳しくない結果に。若手の状況が心配だが、トップチームの選手たちは元気だ。
若手の突き上げもいますぐに、とはいかないとなると、まずはいまいるメンバーが強くならないといけないのでは――と問うと、東慶悟はこう答えた。
「ぼくたちは、この世界では(年齢層が)上のほうになってくるので、いつも若手には負けないという気持ちでやっているし、若手は(ポジションを)奪うつもりでやらないと、なかなか難しいと思います。ぼくたちはつづけていくだけ。それがチームにとってプラスになると思う。先輩後輩ではなく、やっぱりポジションを奪われたくないという気持ちもあります。そのために毎日の練習があり、試合で結果を残さないといけない世界。そこは年齢関係なく、ぼくも、これからもがんばっていきたいと思います」

フォワード陣の不足にも、東はむしろ発奮していた。
「今回ディエゴが(契約の都合で)出られなくて、けが人も多い。そのなかで勝っていけば、すごくいいチームになっていく気がする。こういう難しいゲームですけど、アウエーでなんとか勝点を獲って帰りたいと思っています」

東は自身をフィニッシャーと考え、自ら点を獲りに行く姿勢をあきらかにした。
「ディエゴがいないぶん、もっとがんばらないといけない。同い年だし、

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