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【前節Playback】レビュー/リザルト◆J1第32節東京対新潟、久々の完敗。何が逆転負けを呼んだのか(2014/11/29)

【前節Playback】レビュー/リザルト◆J1第32節東京対新潟、久々の完敗。何が逆転負けを呼んだのか

概要○狙いどおりの先制も、まさかの3失点により屈辱の逆転負け

11月22日開催の第32節でJリーグディビジョン1が再開。
7位FC東京はホーム味の素スタジアムに12位アルビレックス新潟を迎えた。試合前には森重真人のJ1通算200試合出場を記念した花束贈呈のセレモニーがあり、入場者数は今シーズン最多の42,059人。
東京はキックオフからプレッシャーをかけて新潟を相手陣内に押し込み、得点を狙う。その意図どおり、開始早々の前半7分、エドゥーがペナルティボックス内を巧みにすり抜けて出したパスを河野広貴が決めて先制。しかし前半33分、一発のスルーパスに抜け出した指宿洋史の新潟加入以降リーグ戦3点めとなるゴールで同点に追いつかれると、後半24分にはレオ シルバに弾丸のような直接フリーキックを決められ、逆転された。さらに後半33分、山本康裕に追加点を許して万事休す。
後半43分には途中出場の松田陸が新潟ゴールキーパー守田達弥をかわして業ありのループシュートを放つが、わずかにゴール左に逸れて決まらず。4分間あったアディショナルタイムに追い上げることもままならず、結局1-3で敗戦。勝点を積み上げることはできなかった。

試合経過/レビュー○先制後、新潟にペースを握られた東京

アルビレックス新潟のキックオフ。
FC東京はラインを高く押し上げて新潟陣内に攻め込み、右に流れた河野広貴、左をオーバーラップした太田宏介がクロスを狙う。
いっぽう、4分から5分にかけ、新潟が中盤でのボール奪取からすばやい反攻。中央を固める東京守備陣の左サイドに空いたスペースに出されたパスに指宿洋史が抜け出てあわやシュートという危険な場面をつくり出す。
新潟がリズムをつくりかけるが、7分、東京が先制する。ゴールキーパー権田修一のスローイングからのビルドアップで、徳永悠平のパスに対し、ウェーヴの動きでオフサイドにかからず右のスペースに抜け出たエドゥーがドリブル。中央に向かって切れ込みグラウンダーのパスを流すとニアで河野広貴が合わせ、シュートは新潟ゴールキーパー守田達弥の股を抜いた。
ここまではコンディションも戦術も整えてきた東京という印象だった。

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