【有料記事/J1第7節第2報】攻めあぐねた東京、軸を正すも異なる課題が浮き彫りに(2017/04/16)
4月16日、FC東京は味の素スタジアムでJ1第7節に臨み、浦和レッズに0-1で敗れた。東京は勝てば浦和と勝点をならべるところだったが、浦和は勝点を16に伸ばして首位に浮上した。対照的に東京は勝点10のままで順位をひとつ落として8位。
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マイボール時は、3バックの両端がウイングバックの高さ、ウイングバックがウイングの高さまで上がり、2-3-5のようになる浦和。しかも昨シーズンにもまして高い位置取りをする彼らに対し、キックオフ直後は東京の狙いが奏功しつつあるように見えた。立ち上がりからボールを支配してパスをつなぐ。前半2分、永井謙佑が送ったワンタッチのパスに反応してタテに抜け出した阿部拓馬がシュートを撃つが、相手ゴールキーパー西川周作のほぼ正面で阻まれてしまう。こぼれ球に詰めるも撃ちきれず、ゴールを決めることができなかった。
その後も東京はライン高めの位置どりで優勢の雰囲気。12分には森重真人が豪快に長いパスを前田遼一に当てようとし、相手ディフェンスが弾いたボールは阿部の許へ。阿部のスルーパスには東慶悟が走り込むもののタイミングが合わず、フィニッシュできない。
すると14分、ドリブルで運んだラファエル シルバがタイミング、パススピード、精度どれも完璧なスルーパスを通し、これを興梠慎三が左足シュートで決める。東京が序盤のチャンスを活かせなかったあと、対照的に浦和がワンチャンスをものにし、リードを奪った。
0-1で折り返した後半5分にこの日最大の決定機が訪れる。
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