青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

「自分をアピールしようという気持ちはいっさいなかった。ふつうの、いつもどおりという感じです」(徳永)東アジアカップ戦士合流!さあ日本平へ乗り込もうか!【今週の小平】徳永悠平、森重真人、高橋秀人、ランコ ポポヴィッチ監督[2,699文字](2013/07/29)

morige&toku

hideto_CHS

gonchang

 

◆トクは勝利を呼び込んだ──ランコ ポポヴィッチ監督

29日、FC東京は夕方16時と、少し遅めの時間から一部練習を実施した。
同日午前に帰国した東アジアカップ五戦士のうち、昨日の日本対韓国戦に出場しなかった高橋秀人、権田修一、チャン ヒョンスはさっそく全体メニューに合流、出場した徳永悠平と森重真人はリカバリーに取りくんだ。
J1第18節まであと二日。代表選手たちをまじえてのセッションは二回のみ、貴重な時間を有効に使うことができたようだ。
ランコ ポポヴィッチ監督はそれを認めながら「代表組もいい結果が出てモチベーション高くトレーニングに入ってきてくれたので、それが相乗効果を生み、いい刺激になる」と充実した表情。たしかに代表の空気が運ばれてきた小平での練習には活気があった。

徳永の対韓国戦に於けるプレーについてポポヴィッチ監督に感想を求めると、次のように答えられた。
「トク(徳永悠平)はほんとうに勝利を呼び込んだと思いますし、彼がプレーしだしてからよくなったと言えると思います。
頭もいい状態で整理されていましたし、いいアイデアを持ちながら、賢くプレーできたと思います」
ポポヴィッチ監督は日本代表四人について「勝者の顔をしていたと思います」と、誇らしげだった。

キックオフからということではユニバーシアード以来、プロ入り後に途中から巻いたということではJ2での対水戸ホーリーホック戦以来のキャプテンマークを、東アジアカップ第二戦の対オーストラリア戦でつけた高橋秀人は「テンパってました」(笑)と苦笑しながらも、「周囲は結果よりも選手選考のほうが、という意味のことを言っていたけれども、実際にはザックさんもチームも結果を残すことにすごくこだわっていた」と、今回の日本代表チームが戦う集団だったことを激白。また、対清水エスパルス戦に向けては「連勝したいという気持ちはあります。小平で練習していたみんなも、そのトレーニングと対サバデル戦で鍛えられてきている。ポジション争いに負けるつもりはないけれども、競争が激しくなることは歓迎したい」と気合を入れた。(※29日19時37分追記)

それでは対韓国戦勝利の立役者となった徳永&森重の、東アジアカップについての感想と、対清水エスパルス戦に向けた意気込みをお伝えしよう。

◆「おれより森重のほうが遙かにいいプレーをしていて頼もしかった」──徳永悠平

日本代表には一度行ったことがある。そのときと戦術なども変わらないし、一回行ったぶんだけ、大枠は(代表でやるべきことを)把握できていて入りやすかった。

(対韓国戦ではアップはしていたのか?)ベンチでこうやって(もたれかかって立ちながら)観ていました(アップしていない)。
そこからスイッチをしっかり入れました。切り換えをしっかり。難しい雰囲気とゲーム展開でしたけど、うまくスイッチを入れた。そこは意識してやりました。

アピールというより優勝したかった。レベルが高い選手とやれたことのほうが自分の経験として大きかったし、これからも淡々とやっていきます。

(残り 1429文字/全文: 2690文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ