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【今週の小平】FC東京、小平にて始動/その1「羽生直剛 HANYU NAOTAKE IS BACK!!」[3,011文字](2014/01/18)

◆FC東京始動。締めの挨拶は甲府から復帰の羽生

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1月18日、FC東京が小平グランドで始動した。練習開始は9時30分。
とは言っても、室内でのミーティング等に時間を費やし、コートに姿をあらわす頃には10時をまわっていた。

はじめに挨拶をしたのはマッシモ フィッカデンティ監督だった。
「これほどたくさんのみなさんにこうしてお会いできることを嬉しく思っています。ここにいる選手一丸となり、スタッフもいっしょになって、ことしはなんとしてもいちばん高い順位に行けるように全力を尽くしていきたいと思います。みなさんのサポートも大事になってきますので、いっしょにがんばっていきましょう!
きょうのこのようなかたちで見せてくださっているように、これからもサポートしていただけると思います。毎試合毎試合全力を尽くしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。グラーツィエ、ありがとう」

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選手を代表しての挨拶に指名されたのは米本拓司だ。
「あけましておめでとうございます。
きょうは寒いなかお集まりいただきありがとうございます。
ことしから新しい監督になり、新しいFC東京になる。
FC東京の新しい歴史が始まると思うので、すごく楽しみにしていただきたいと思います。
新しい歴史をつくるためにも、いままで築き上げてくれた選手やスタッフの方々のためにも、ことしは絶対リーグ優勝や、ナビスコカップ、天皇杯、全タイトルを狙っていけるように、チーム一丸となってがんばっていきますので、よろしくお願いいたします。
そのためにも、たくさんのサポーターの方々の、熱い声援が必要だと思うので、ぜひことしもたくさんの方に味スタに来ていただけるようよろしくお願いいたします」

そしてここでサプライズ。
「きょうの締めは、ことし帰ってきた羽生選手にお願いしたいと思います!」
米本の呼びかけに苦笑しながらも、ファン、サポーターの拍手と羽生コールに迎えられ、羽生直剛はトラメガを手にとった。

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「帰ってきちゃいました、すいません」
ファンはまた拍手で応える。おかえりー、の声も飛んだ。
「みなさんが誇れる結果をのこして帰ってきたかったですけど。その悔しさをこの東京で(晴らすべく)タイトルを獲るために帰ってきたつもりです。
みなさんの応援が。もっと大きな応援がことしは必要なので、チームにもぼくにも力をください。一年間よろしくお願いします」

2013シーズン、羽生直剛は右脚太もも裏肉離れなどで苦しみ、リーグ戦の出場は20試合にとどまった。後半戦は四試合の途中出場のみ。ヴァンフォーレ甲府のJ1残留に貢献できない印象が残った。

それだけに、今回の復帰は、ネガティヴな印象で捉えられかねない。本来ならレンタルバックは「補強」として歓迎されるはず。しかし期限付き移籍先で活躍できなかった場合は、プラスと思ってもらえないかもしれない。

羽生にしてみれば、さすがは東京発の選手だと評判をとり、東京ブランドの効力を証明したかったにちがいない。だがそれは果たせなかった。
その気持ちが「帰ってきちゃいました」のひとことにあらわれていた。

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しかしあえて言いたい。羽生の復帰には大きな意味がある。
チームを支えようという意思が必ず力になる。
このあとの一問一答をお読みいただきたい。羽生のFC東京に対する思いが手に取るようにわかるはずだ。

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