「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

山村和也の完全移籍加入を発表。 補強を含めた強化編成の作業は、最終局面を迎えている [2024年チーム編成について]

 

 

 

[2024シーズン所属確定選手(契約更新&移籍加入)]

※2024年1月4日時点

赤字は新加入&レンタルバック&新卒選手

GK:白坂楓馬、寺門陸

センターバック:實藤友紀、山村和也、畠中槙之輔、渡邊泰基

右サイドバック:小池龍太、吉田真那斗

左サイドバック:永戸勝也、吉尾海夏、加藤蓮

ボランチ:喜田拓也、渡辺皓太、榊原彗悟、植田啓太

トップ下:天野純

右ウイング:

左ウイング:宮市亮

ストライカー:村上悠緋

※期限付き移籍選手一覧

GK 田川 知樹 → カターレ富山/J3(育成型期限付き移籍延長)

DF 西田 勇祐 → AC長野パルセイロ/J3(育成型期限付き移籍延長)

MF 木村 卓斗 → ヴァンフォーレ甲府/J2(期限付き移籍)

MF 松田 詠太郎 → アルビレックス新潟/J1(期限付き移籍延長)

 


 

新年最初の公式リリースは山村和也の完全移籍加入だった。移籍違約金のかからないフリー移籍で、年末時点で各方面への調整を終えていた既定事項である。

登録は前所属時代と同じMFだが、マリノスとしてはセンターバックを起用ポジションの第1候補として獲得したようだ。たしかにセンターバックの駒は多く、全員が健康ならば飽和状態になる恐れもある。

ただし2月のACLラウンド16を見据えると一抹の不安があるのも確か。昨年8月に全治8ヵ月見込みの重傷を負った畠中槙之輔は難しいだろう。實藤友紀もシーズン終盤に負傷し、リハビリ状態のままオフに入った。両者ともに無理強いは禁物である。

 

 

加入2年目を迎える上島拓巳には、より一層の成長と適応が求められる。あとは新指揮官の信頼を勝ち取れるかどうか。

 

 

昨季同様、右センターバックに角田涼太朗を起用する線も残されているが、彼の場合は海外移籍を模索している事情が付きまとう。

 

 

新加入の渡邊泰基は左利きで、左センターバックと左サイドバックを兼務する。左サイドバックの本職に長期離脱者が多いことを踏まえると、シーズン序盤はそちらで起用されるかもしれない。

こうして考えていくと、センターバックは頭数が揃っている一方で不確定要素が多いポジションだ。そこで経験豊富な山村である。年齢だけで選手を括ってはいけない。公式戦出場試合は300試合を超える。言わずもがな、即戦力だ。

もちろんボランチでも起用可能で、その時はサイズという武器を強調できる。喜田拓也、渡辺皓太、山根陸とは明らかに異なるタイプとしてオプションをもたらすだろう。ゲーム終盤の守備固めでも有効な特徴になる。

 

 

ちなみに、ボランチの層を厚くするべく東京ヴェルディの森田晃樹に触手していたが、こちらは獲得に至らなかった。

 

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