「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「僕自身、マリノスで初めてゴールを取ったのでめちゃくちゃうれしい。今年はボランチ陣が点を取っていたので僕も早く取らないと、と思っていた」(永戸勝也)他 [G大阪戦後コメント]

 

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

「まずは選手たちがレスポンスを起こしてくれて、いい試合の入りができたと思う。特に前半、勇気を持って戦ってくれたところも見えた。簡単ではなかったし、相手がいま難しい状況で戦いにくることもわかっていた。相手の監督が、こうしてああして戦うんだということでやってくると思った。それでも自分たちがしっかりボールを握って保持し、たくさんのゴールチャンスを作り、選手たちが素晴らしいプレーを見せてくれた。後半はなかなか集中して戦っていくのが難しい状況になった。理解に苦しむような後半でもあった。一度はレフェリーが流したのが、ボールが止まってVARのチェックが入り、そこでイエローカードが出た。ああいった場面はなかなか見ない。松原に関しても、あれがどうしてイエローカードなのかなという感情を持ったし、もしかしたら松原が(警告を)1枚もらっていたのを忘れていたのかなというくらいのジャッジだった。

 

 

それでも結果的に選手たちは最後まであきらめずに戦うスピリットを持ってやってくれたし、素晴らしい終わり方をしてくれた」

 

 

――退場者が出て10人になってからの選手起用の意図は?

「後半になって残り30分くらいある状況で(松原が)2枚目のイエローカードで退場になってしまった。そうなると試合が終わるまでどれくらい残っているかになるが、ああいう状況になっても自分たちはずるずる下がることなく、相手に怖がらせるプレーをどんどん仕掛けていきたい。自分たちのサッカーを忘れずに、前方向に向かう。そういったところに一人ひとりの気持ちの強さが表れていたと思うし、交代で入ってきた選手たちが、ただ入ってやるだけではなく、そういった状況で練習してきたのでやるべきことを理解していた。勝ち点3に値する結果とプレーをしてくれたと思う」

 

 

 

――永戸選手が苦しい時間帯に直接FKを決めたが、どのように見ていた?

「正直、彼がどのような蹴り方をするのかなと思っていた。以前も彼の惜しいFKはあったが、皆さんが見ての通りのすごいシュートで重要なゴールを決めてくれたと思う」

 

 

――立ち上がりは相手が前からプレッシャーをかけてきたが、ある程度想定していたことなのか?

「自分たちはビルドアップもボールを持っている時も徐々に良くなっていると思う。その中で、今日の前半は特に落ち着いてボールを動かした。良かったのは判断で、しっかりできていた。それをやるのは決して簡単ではないが、自分たちはなかなかうまくいかないからやめることはない。続けてやってきているし、やり続けることがしっかりとつながっていく。前半は素晴らしいサッカーができて後半もスタートは良かったが、簡単な試合にならなかったが選手たちがよくやってくれた」

 

GK 21 飯倉 大樹

「(試合の)入りはめちゃくちゃ悪かった。久しぶりのJリーグだったけど、こういう素晴らしいスタジアムでの試合で、自分のリズムを作るのにちょっと時間がかかった。久しぶりだからという緊張はなかったけど、体が重かった。(松原)健が退場になってしまったくらいからある程度割り切ってという感じだった。自分がすごい良かったとか体が動いていたという感覚はないので、とにかく勝てて良かった。久しぶりのJリーグのゲームで、内容が良かったと思える部分は少なかったけど、まずはチームが勝てたことを今日は噛みしめたいと思う。

 

 

 

僕自身もチームとしても難しかったけど、勝ち切って連敗しなかったことは良かった。ガンバもここ数試合勝っていなかった中で、ホームで気持ちが出ていた。でも僕たちも優勝争いする上で連敗は避けたいというのがあった。そういうところでファイトする場面が多かった。あとはガンバがガンガン来ていたので、そこでオレたちも体を張れた。ちょっとカードは多かったけど、体を張れたことは良かったと思う。

 

ヨコエク

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