「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「ヒガシ(東口順昭)がちょっとかわいそうな失点だったかな」 飯倉大樹が相手GKを慮った永戸勝也の超絶FK [J14節 G大阪戦レビュー]

 

新潟戦と同じ前半1-0と松原健の退場

 

監督、そして多くの選手が口にしたように、昨日の試合に関しては前節のアルビレックス新潟戦からの文脈を無視できない。

 

 

「まずは選手たちがレスポンスを起こしてくれて、いい試合の入りができたと思う」とケヴィン・マスカット監督。不本意なパフォーマンスに終わった新潟戦の後半からの見事な復活劇。ガンバ大阪がファイト溢れる姿勢で臨んできたことも結果として好都合で、マリノスはピッチの至るところでパッション溢れる戦いを披露した。

 

 

ピンチもいくつかあった一方で、永戸勝也の右CKを西村拓真が頭で合わせてゴールネットを揺らす。「チームとしての狙いがあったところだったので、僕自身もいい感触だったし、(西村)拓真もうまく相手のマークの間に入ってきてくれたので、チームとして取れたゴールだと思う」(永戸)。今季初アシストをマークした背番号2のキック精度と、西村のヘディングスキルが光った。

 

 

ただし、1-0で前半を折り返す展開は前節とまったく同じ。本来ならばポジティブでしかないスコア推移も、悪夢のような逆転負けが脳裏をよぎる。それもあってか、チームの士気は引き続き高かった。

「先週、先制して逆転されてしまったし、絶対に連敗できないという緊張感を持って1週間練習してきた。ハーフタイムにもこの前と同じにはならないという声が出ていた」(渡辺皓太)

 

 

後半の入りも悪くなかったように思えたが、松原健がこの試合2度目の警告で退場処分に。後半14分の出来事で、試合時間は30分以上も残っていた。連敗だけは避けたい試合で、再びマリノスに試練が訪れた。

 

 

ヨコエク

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