「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

体調不良から復帰した松原健の一撃。 手強い相手とのハードバトルを制し、3試合ぶりの勝ち点3 [J5節 鹿島戦レビュー]

 

飛び出した年イチのスーパーゴール

 

前節の北海道コンサドーレ札幌戦を体調不良で欠場した松原健が大仕事をやってのけた。

 

 

0-0で迎えた56分、左サイドのエウベルからピッチを横断するようにスペースへ出たボールに対し、猛然と走り込む。「右サイドにボールが行って、相手も味方も集まっていた。そういう時は逆サイドが空くので、そこを狙っていた」と眼光がキラリと光る。

次のプレーを選択するには十分すぎるほど時間があった。でも決断は早かった。全力でスプリントした勢いで鋭く右足を振り抜くと、地を這うようなミドルシュートがゴール左隅に突き刺さる。殊勲の松原は足を止めることなく、そのままゴール裏で沸くサポーターの下へ。「前からチームメイトがゴール裏に走っていくのがカッコいいと思っていた」と笑顔の花が咲いた。

 

 

ただ、体力は71分までプレーするので限界だった。札幌戦前夜から体調を崩し、今週火曜日の公開練習でもグラウンドに姿を現さず。その後も別メニュー調整を続け、全体練習をこなしたのは試合前日のみ。コンビネーションに不安はなくても、コンディションが万全ではないのは明らかだった。

 

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