「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

フロンターレ戦を見る限り、マリノスは今年も強いです。去年以上に楽しみだ!!  [下平匠の『匠の視点』]

 

(匠の視点vol.13)

構成:藤井 雅彦

 

 

OBの下平匠氏が横浜F・マリノスについて語り尽くす『匠の視点』。

今シーズンもマリノスを定点観測し、コラムを執筆していく。

シーズン開幕直後の今回は、富士フイルムスーパーカップや開幕戦を振り返りつつ、今季の行方を占ってもらった。

「マリノスは今年も強いです」

下平は力強く言い切った。

 

 

等々力競技場は映像を通してもまるでホームの雰囲気のように感じました

 

ヨコエク読者のみなさん、お久しぶりです。南葛SC所属の下平匠です。

年が明けてもうすぐ2ヵ月経ちますが、みなさんいかがお過ごしですか? 僕が所属している南葛SCは今年から午前練習になりました。昨年までは朝から仕事をして、夜にサッカーという生活リズムでしたが、今年は練習後に仕事という流れに。

 

 

 

勤めているシステム開発の会社に相談させてもらい、始業時間の調整やリモートワークを駆使しながら、今年もサッカーを続けさせてもらっています。本当にありがたいですし、毎日楽しく過ごしています。昨年達成できなかったJFL昇格に向けて頑張りますので、よかったら南葛の試合も見に来てくださいね。ウッズ君とも仲良くやっていますので!!

 

 

 

さて、そろそろマリノスの話を。

昨年はカタールW杯開催の影響でJリーグが例年より早くシーズンオフに入りました。サポーターのみなさんにとっては“マリノス不足”の期間がかなり長かったのではないでしょうか? 何を隠そう、僕も同じです(笑)。

優勝の余韻に浸れるのは最高だけど、マリノスのエキサイティングなゲームがなくなるのは退屈ですよね。それに加えて、テルや岩田選手の移籍、キャンプインしてからのケガ人情報や高丘選手の電撃移籍などなど。「今年のマリノスは大丈夫??」と思っていた方もいるのではないでしょうか。

そんな心配をよそに、富士フイルムスーパーカップで初タイトル獲得。そしてリーグ開幕戦はライバルのフロンターレに見事な勝利。最高のスタートを切りました。

僕は試合に向けた調整があったため現地に行けませんでしたが、アウェイの等々力競技場は映像を通してもまるでホームの雰囲気のように感じました。声出し応援も全面解禁され、12人目の選手として力を発揮する。戦っている選手だけでなく、ファンやサポーターを含めた総合力で白星をもぎ取ってくれました。

 

 

フロンターレ戦を見る限り、マリノスは今年も強いです

 

さっき心配する声の話をしましたが、個人的にはまったく心配していませんでした。それはなぜか。

理由はレギュラークラスの選手の流出が少なかったこと。もちろん移籍した選手の穴は小さくないですが、この2試合を見る限り、その穴をまったく感じさせません。

センターバックは実績のある畠中選手と、僕イチ押しの角田選手がしっかりと役割を果たしています。開幕戦では途中から右サイドバックにポジションを変えてもしっかり対応していましたし、これには「さすが」の一言。これからのさらなる成長がすごく楽しみです。

 

 

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