「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「このクラブでエンブレムをつけている以上、歴史のあるチームなので覚悟を持ってやっていかないといけない。結果で示していきたい」(西村拓真) 他 [FC東京戦後コメント]

 

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

「特別な夜の試合だった。クラブ30周年ということで、ファンの皆さまは自分たちのサッカーや姿勢をしっかり見たと思う。良い結果を残したことで皆さまが気持ちよく家へ帰れる試合だったと思う」

 

 

――上手くいっているとは言えない時間帯もあったと思う。それでも結果として上回れた理由は?

「簡単ではない試合だった。FC東京は良いチームで、難しい相手だった。だが全体的に見て、大半は自分たちが主導権を握った試合だったと思う。前半は落ち着きがなくてバタつくシーンが多かった。後半は落ち着いたシーンが見られて、良いシーンを作れた。クラブが今日まで作り上げてきている30年という歴史の日に勝利したことで、皆さまが忘れることのない試合になったと思う」

 

――連続先発している角田選手は素晴らしいパフォーマンスでディエゴ・オリヴェイラ選手とのマッチアップを制していた。彼への評価は?

「今の彼は良いプレーができていてうれしい気持ちでいっぱいだ。成長の部分は伸びしろのある選手のひとりで、まだプロとしてスタートして間もない中でもこういった成長が見られるのは素晴らしいこと。相手の右のウインガーが早いプレスをかけてきてもしっかりできていたし、もっともっと信頼が深まっていくと思う。彼がサッカーに打ち込む姿勢や日々の努力は素晴らしいものを持っている。彼が試合の中でしっかり見せることが大事だと思うし、今後の彼の成長が楽しみだ」

 

 

 

FW 11 アンデルソン ロペス

――30周年記念試合で決めたゴールが勝利につながった。試合を振り返ってほしい

「ファン・サポーターの皆さんは勝利がほしかったと思う。チーム全体でハードワークしたからこそ大事な勝利を勝ち取れた」

 

 

――水沼からのクロスを合わせた場面については?

「ロッカールームの時から水沼選手は『クロスを上げるから集中していてくれ』と言っていた。僕はその言葉は信じて走ってゴールに結びつけることができた」

 

 

――記念の試合のピッチに立った感想は?

「すごく綺麗な演出でファン・サポーターが喜んでくれたと思うし、この試合を勝利で締めくくったチーム全体を称えなければいけないと思う」

 

 

 

FW 18 水沼 宏太

――30周年記念試合で決勝アシストした気分は?

「素直にうれしいし、30周年記念試合というのはこれからもクラブが歴史を語り継がれていく中で絶対に外されない試合だと思う。その試合でしっかり勝つことを意識していたので、自分の結果云々より勝てて良かった」

 

 

――アシストの場面は岩田選手からパスを受けてクロスを上げた。そのシーンを振り返ってほしい

「相手のサイドバックはもともとセンターバックの選手なのであまり食いついてこないことは分かっていた。相手のウィークな場所がどこかを前半から見ていて、そこに送り込めば絶対にウチの選手が入ってきてくれると信じていた」

 

 

―-アンデルソン・ロペス選手が一度膨らんでから入ってくることは分かっていた?

「ロペスもあそこにボールが入ってくることを分かっていたと思うし、相手との駆け引きもあったと思う。いつもそこに入ってきてくれという話はしているので、僕は信じてクロスを蹴るだけだった」

 

 

――ACL前という意味で、この勝利の価値は?

「ACL前最後のホームゲームで、次のホームゲームまで期間が開いてしまう。ファンやサポーターに勝ちを届けたいという気持ちがあった。相手云々より僕たちがやりたいことをピッチで表現しようと思ってやっていた。前半からインテンシティが高かったけど90分間最後まで落ちないのは僕たちの強み。交代選手含めて僕たちの強みを思いっきり出せたと思うし、勢いづくためにも中断期間明け一発目を勝てて良かった」

 

――解説として父親の水沼貴史さんが来ていた。試合後は手を振っていたようにも見えたが、今の心境は?

 

 

ヨコエク

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