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伴和暁、FC東京のチーフマネージャー兼通訳から日本代表へ【Special 2/3】

 

 
 8年間の思い出を辿る旅は、2019シーズン最後の横浜F・マリノス戦、コロナ禍中の2020シーズン、連戦の狭間に若手中心で臨んだ湘南ベルマーレ戦から、ルヴァンカップ決勝進出をかけたあの川崎フロンターレ戦へ。
 
◆人間味があるチーム長谷川健太
 
「いやめちゃめちゃ嬉しかったです、あの試合は。あれには余談があって。健太さんは試合前にふだんは1回しかミーティングをしないんですけど、あの日は1日に2回したんです。それは監督が健太さんになって初めての出来事でした。ナイトゲームで、まず昼間に1回ミーティングをしたんです。その内容は、全員でどう川崎の攻撃を抑えるか、どうやって守備をするか。 もちろん前日にもミーティングして練習していますし、それからホテルに入っているわけですけど、もう1回、昼間に選手の集中を高めようと。そのあと試合直前にミーティングをして、その時に、ぼくは『この人はすごい勝負師だな』と思って。で、賭けに勝った。そのミーティングで伝えた通りのゲームプランで、その通りの動きを選手たちがした。カップ戦に強い、強いとは聞いていましたけど、やっぱりこれが本当に持っている人のやり方だなと、本当に思いました」
 

 

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