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徳元悠平、敗戦試合終盤の約30分間からの再起動。「ピーターのやりたいことを頭で理解して、身体で表現出来るようにやっていきたい」【2023 J1第21節 FC東京vs.鹿島】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 7月16日のJ1第21節鹿島アントラーズ戦で徳元悠平が後半17分から途中出場し、5週間ぶりに公式戦のピッチに立った。
 
 5月12日のJ1第13節川崎フロンターレ戦では「ばあちゃんやったよ」弾を決めるなど1ゴール1アシストでヒーローとなった徳元。しかし1ヶ月後、6月11日のJ1第17節ガンバ大阪戦にフル出場したのを最後に、アルベル前監督の退任とともに出番がなくなった。
 
 安間貴義ヘッドコーチが暫定的に指揮を執った6月18日のルヴァンカップEグループ第6節京都サンガF.C.戦ではベンチ入りしながらピッチを踏むことは出来ず、以後、リーグ戦3試合を挟んで7月12日の天皇杯3回戦東京ヴェルディ戦に至るまで、ベンチに座ったまま出番なくタイムアップの笛を聴く日々がつづいた。
 
 考えてみれば、この間ピーター クラモフスキー監督が率いる新生東京は黒星と無縁だった。敗色濃厚となった鹿島戦でようやく、長友佑都に替わり後半17分から約30分間の出場機会を得た。2度のロングスローは『ファーまで届け』というタイトルをつけたくなるほどに見事な軌道でボックス内へと飛んだ。徳元らしさは相変わらずだった。
 
◆ロングスローのときにボールを拭くタオルは……
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 徳元は数少ない途中出場の試合だったJ1第10節アルビレックス新潟戦や第12節北海道コンサドーレ札幌戦のように、ベンチからの指示を咀嚼してピッチへと入っていった。
 

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