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木村誠二「同じ東京のチームとして負けちゃいけない」【2023 天皇杯3回戦 FC東京vs.東京V Preview】

 

撮影:後藤勝


 FC東京は7月12日、味の素スタジアムで天皇杯3回戦に臨み、東京ヴェルディと対戦する。10日の練習では直近の浦和レッズ戦に先発した選手がリカバリー、それ以外の選手がフルメニューをこなすグループに分かれた。ピーター クラモフスキー監督は浦和戦に出場したメンバーを「しっかり回復させて、明日みんなで準備をする」と言うにとどめ、リーグ戦のメンバーで臨むのか、完全にターンオーバーするのかは現段階ではわかっていない。
 
 しかしいずれにしろ、浦和戦で途中出場した選手ならば、先発かサブかは別にして、天皇杯のメンバーに入る可能性は高い。7月2日の練習試合川崎フロンターレ戦では木本恭生と木村誠二がセンターバックのコンビを組んだが、エンリケ トレヴィザンを休ませるならあのコンビの登場もありえる。アカデミーで対ヴェルディのなんたるかを刷り込まれた木村は“東京ダービー”の寸前、どういう気持ちを抱えているのか。
 
◆メンバーがどうなるのかは全然わからない
 
 今シーズンの前半も木村は成長を維持している。ときに指摘される集中力の問題も克服しようと心がけ、最終ラインで落ち着いてボールを保持する頼もしさは増していくばかりだ。野澤零温が川崎戦の前半9分に決めた先制点も、最終ラインでボールをテンポよく回したあとの木村の長いパスから生まれたものだった。
 

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