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白井康介、浪速のロッベンから東京のリベリへ。「インサイドでのプレーや巧さをここで身につけることが出来れば、本当に代表が見えてくる」【初囲み取材】

 

撮影:後藤勝


 7月10日、FC東京は京都サンガF.C.から移籍した白井康介の加入後初となる囲み取材を実施した。
 
 東京のサポーターは速い選手が大好きだ──と伝えると、白井は「本当ですか。じゃあよかったです」と笑顔を見せた。しかし“浪速のロッベン”の異名は本意ではないようで、それに関しては「あまり気にしないでほしい」と、苦笑いだった。
 
「浪速のロッベンは高校時代の、どこで何を言われたかわかんないアレなんですけど、 どっちかというと右利きなんでリベリなんじゃないかとか思いながらも、いろいろな想い、不思議な想いがあって。浪速のロッベン、そこはあまり気にしないでほしいんですけど」
 
 東京のリベリになってくれるのであれば最高だが、これが白井康介だというものを見せるだけで十分に魅力的なサイドバックであることは間違いない。3バックのウイングバックで高い位置をとるプレーをしていたことがあり、ウイング起用にも自信を見せる29歳の苦労人の今後が楽しみになってきた。
 
◆選手としての幅を拡げ、代表へ
 
 東京への加入が決定してから初練習まで、数日の間があった。この間、白井は引っ越しなど生活の準備を進めつつ、自身でトレーニングをおこない、全体合流の日を待った。満を持して小平にやってきた白井は7日の練習からエンジン全開。ファン、サポーターにも公開された通算3日目となる10日の練習でも活発に動くと、全体練習終了後にはピーター クラモフスキー監督とピッチ上で個人面談。「特長を存分に出してほしい」と伝えられたという。こうして青赤軍団への適応を着々と進める白井は、正午からは加入後初となる囲み取材に対応した。
 

撮影:後藤勝

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