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安部柊斗、粉骨砕身の働きで勝利に貢献。セカンドボール回収から前を向く一連の流れで東京のエンジンに【2023 J1第19節 FC東京vs.柏 Report01】

 

安部柊斗が躍動している。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 FC東京は7月1日、味の素スタジアムでJ1第19節に臨み、柏レイソルと対戦。1-0のスコアで勝利を収めた。前半35分、ディエゴ オリヴェイラが前節につづく頭で決めた先制点を守りきった。今シーズンの10得点目をマークした殊勲のディエゴは自身のゴールにこだわらず、周囲に柔らかいパスでボールを供給、シュートを促したが、その対象のひとりが安部柊斗だった。
 
 安部は前半11分、左にいた背番号9からの、若干マイナス気味なヨコパスを受け、遠目からシュート。枠を逸れたが、あわやゴールとの期待を抱かせる一撃だった。
 
◆一人ひとりの役割がはっきりしてきた
 
 少ないながらも、ほぼ毎節のようにシュートを撃てそうなチャンスはある。今週もシュートが……と話しかけると、安部は少し気恥ずかしそうにこう言った。
 
「ミドルシュートは狙っていこうと思っていたので、撃ったのは迷わず撃とうかなと思って。ちょっと枠には外しちゃったんですけど、でもああいう意識は毎試合持っていきたいかなと思います」
 
 今シーズンの3ゴール目は次節以降にお預けといったところ。しかしたとえシュートが決まらなかったとしても、ピーター クラモフスキー監督体制下の東京で、安部はボランチとして十二分に働いている。
 

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