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徳元悠平、雨でも任せろロングスロー! 翔平の次は悠平が剛球で魅せる!! あとにつづく選手たちの憧れとなれ【2023 YLC Eグループ第2節 FC東京vs.京都 Preview Part1/最初の小見出しまで無料】

 

撮影:後藤勝


 ルヴァンカップでは“ホーム開幕戦”となる3月26日の ルヴァンカップEグループ第2節京都サンガF.C.戦に、並々ならぬ決意で臨むのはサイドバックや中盤でプレーする徳元悠平だ。リーグ戦ではベンチ入りが2回あったがいずれもアウエー。公式戦出場はヨドコウ桜スタジアムでおこなわれたルヴァンカップ第1節のみで、移籍加入後、また一度も味の素スタジアムでプレーしていない。
 
 FC東京には喜名哲裕、赤嶺真吾、上里一将、野澤大志ブランドンとつづく沖縄出身プレーヤーの系譜があり、徳元はそれに連なるひとり。また城西国際大学まで遡れば、FC岐阜の大野哲煥などと共に、数少ない同大学出身Jリーガーでもある。後続に道を示すためにも、まずは自分が道を敷き詰めて、自ら踏みしめる必要がある。徳元悠にとっては“第二の開幕戦”とでも言うべき、重要な一戦となる。
 
 徳元はこれからプロ候補に名乗りを上げるだろう広い意味での後輩たちを思い遣り、こう言った。
「(赤嶺)真吾さんを見てずっと頑張ってきたので、真吾さんみたいな、上里一将みたいな、憧れになる選手になれるよう強く思っているので、与えられた分、与えたい」
「大学もまだ5人くらいしか(出身プロ選手が)いないですし、県1部なので、その子たちの夢にも憧れにもなりたいと思います」
 
 東京サポーターの歓声がこだまする味スタはプロサッカー選手にとって晴れの舞台。自身を介して前の世代から後の世代へと継承される歴史の重みを胸に、徳元は雨に濡れたピッチに足を踏み入れていく。
 
◆「早く味スタでやりたいという気持ちはめちゃくちゃありました」
 

撮影:後藤勝

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