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東慶悟、チームの成長と歩む速度を揃え、自身をアップデート。「もっともっと広い範囲を守りたい。パスをもっともっと増やしていきたい」【リード文からコメントまで無料公開】

 

撮影:後藤勝


 10-0とJ3のY.S.C.C.横浜を圧倒しての勝利。45分×3本すべてに得点があり、レギュラー級しかいないメンバーが大枠では2セットに分かれながら個々の特長を活かすような配置の変更とフォーメーションの変更を試みるなかで、どの選手も甲乙つけがたいプレーをしていた。それをわかってかわからずか、東慶悟はよりいっそうのレベルアップを誓っていた。私(後藤)が自ら質問した2問の一問一答を掲載したのち、チームと東慶悟の現状を考察していく。
 
◆一問一答
 

撮影:後藤勝


──コーナーキックからのゴールがあったが。
 
 セットプレーは攻撃も守備も大事なキーポイントになる試合も出てくると思う。攻撃に関して言えば自分たちのかたちをしっかりね、結果であらわしていくというのと、ゲームがより拮抗した試合になるとセットプレーの守備が勝敗を左右することもあるので、守備に関してはみんなでしっかり守るというところをもっともっとこだわってやっていかないといけないという感じです。
 
──今年はそういう細かいことを追求していって水を一滴も漏らさないという向上の仕方を志している?
 
 そこはもう、戦術云々ではなくて選手の、プレーしているメンバーの意識いうところで変えられると思うんです。本当にいらない失点とか、気を抜いてやられるというところは、上を狙っていくうえでは重要なポイントだと思うので、その辺はこのキャンプの練習試合から意識してやれると思う。今日みたいな(カテゴリーがふたつちがう)相手でも失点をしないとか、そういうところはこだわってやっていかないといけないと思います。
 
──相手がJ3とはいえこれだけ押し込んで、押し込んだだけでなく点も獲ってというところでは想定どおりなのか。
 
 もちろん、レベル、カテゴリーがちがってもサッカーは難しい試合になる可能性が高いスポーツではあると思います。攻撃もそうですけどやっぱり守備の部分でね、嵌めに行き方だとか、強度とかその辺は相手のレベルが上がると難しくなる。それはもっともっとこだわってやる部分。一方で最初に出ているメンバーもそうだし、そのあとのメンバーもすごくいいかたちでゴールしていて、今日は本当、すごくよかった部分もあると思うので、それをつづけていくところもあります。
 
──今日は前から嵌めに行くプレスが嵌まって相手が思うように出来ず東京がコントロールしているように映った。試合を通して危なげなかったか。
 
 全員の意識としてハイプレスというところと、前から圧力をかけて相手の陣地でサッカーをするというところはめざしている部分。そこは強度だったりあとは寄せに行きながらも気を利かせられるところも、出ている選手同士で話し合いながら改善出来る部分もいっぱいあると思う。こういうサッカーをどんな相手でもやれるようにしたいですね。相手のレベルが上ってくると相手も巧いので(自分たちが)守らないといけない時間ももちろんありますけど、ベースとしてはそこは積み上げていきたいなというところです。
 
──個人としては替えが効かない存在になってきているが、その責任感と、今年これをやっていかないというものがあるとして、これから何を足していくのか。
 
 もっともっと広い範囲を守りたいというのがあるし、今日みたいに相手のフォーメーションによってはミスマッチが生まれることもあったりするのでそこはぼくがいる位置から前にプレスをかけていいと思うし、ずっと○○○(ある位置を示すワード)にいるだけでなく嵌めに行くときは掴まえに前に行ったりとか。
 攻撃に関してはもっと自分から、サイドチェンジもそうですけど、ウラのパス、つなぎのパスをもっともっと増やしていけば攻撃のヴァリエーションも増えると思うのでその辺はぼくももっともっとアップデート、レベルアップしていければいいなと思います。
 
◆現時点でも強靭さを増している10番がさらなる向上を口に
 

撮影:後藤勝

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