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小泉慶が攻守に縦横無尽の活躍。背景に東慶悟の気配り【練習試合vs.FC琉球/リード文からコメント部分まで無料公開】

 

 1月20日、FC東京は八重瀬町スポーツ観光交流施設でFC琉球と40分×2本と25分×1本の練習試合をおこなった。危険を未然に防ぐべく急行して相手にプレッシャーをかけボールを奪い、持ってはチャンスをつくろうと前線のスペースを衝いていく。昨年からスタイルを変えた東京にとって必要なものをよりはっきりと示すようなプレーぶりに鮮烈な印象があった。
 小泉は「フォーメーション、ポジションを含めて鳥栖とやることは同じ。具体的にはハイプレスの守備とボールを大事にするところが似ていて、つなぎ方にちょっとしたちがいはあるが、サイドに人数をかけたり距離感をよくするところも似ている」と、鳥栖とバックボーンに共通点があることが自身にとって大きい」と言い、名桜大学との第1戦同様の発言を繰り返した。ここではそこからさらに細部について私(後藤)自ら質問した箇所の一問一答を無料で読めるよう掲載したあと、ひとまず短めの雑感をお届けする。その他はまた別の記事で。
 
◆一問一答
 
──今日の序盤にボールを奪ってそのままシュートに行った場面があったが、フィニッシュに関わるプレーを今日はもっとやりたかった?
 
 そうですね。
 ○○○(ポジション名)は点に絡まないといけないポジションだと思っているので。結局、ああいうところも仕留めるか仕留めないかで公式戦だったら結果として変わってくると思うし、あれをいいプレーだった、じゃなくて──結局、入っていないので、ああいうのを仕留めないといけないですし、そういう細かいところというのをこだわってやっていければいいと思います。
 
──鳥栖以前の成功体験によって、だからあのくらい東京でも決まっていて当然という想いはある?
 
 そうですね。
 あそこのボールを奪う部分は個人的にももっと増やさないといけないと思うし。結局、○○○(ポジション名)のところは個でゴールやアシストに絡めるか、個でボールを奪えるか、だと思っているので。もうちょっとそこの部分を出せればいいなと思います。
 
──味方との位置関係で、こういうサッカーなので立ち位置をとり直すと思うが、そういう意味では非常にいい動きをしていて後方のアンカーの脇も埋めているし、そういった意味での手応えは?
 
(東)慶悟くんが試合前に守備や攻撃をぼくがやりやすいようにやっていいよと言ってくれたので、声を聞いて。慶悟くんが距離感近いので。あの人がいてくれるからぼくが思い切りプレー出来るというところはあります。そういう自分がやりやすい環境を与えてくれるのでそこは本当に感謝というか、やりやすいようにしてくれるので。ありがたいです。
 
◆東京が抱える大きなテーマ
 

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