仲川輝人「このチームは1点、2点じゃ物足りない」と、貪欲に攻撃サッカー宣言。「やっぱり点を獲って攻撃的で魅力あるサッカーをしていきたい」【FC東京プレシーズン中間報告/リード文からコメントの大部分まで無料公開】

©F.C.TOKYO
仲川輝人が一次キャンプの練習試合でコンスタントに得点を重ねている。最初の練習試合後の現地囲み取材でも得点へのこだわりを見せていた仲川の有言実行という気もするが、1月23日のオンライン囲み取材では「このチームは1点、2点じゃ物足りない」と言い、あらためて複数得点での勝利への想いを口にした。ここではまず、練習試合初戦後の囲み取材と最新のオンライン囲み取材で私(後藤)が自ら質問した箇所の一問一答を掲載したのち、仲川を通した一次キャンプの印象をお届けしていく。
◆一問一答

撮影:後藤勝
○練習試合第1戦後
──ウイングが中に入ったりインサイドハーフが前に出ていったり、その辺のローテーションの感覚はけっこう出来ている?
攻撃のときはいいフィーリング、いい距離感だと思います。もっとウラに抜ける動きというのもタイミングよく出来れば、もっと簡単に相手のゴールエリアまで進入出来ると思いますし、そこはまだまだ上げていければいいかなと思っているので。その人数のかけ方もクオリティもそうですし(ここで「おまえは歩きながらプレーしているからなぁ」と、茶々を入れてきたアルベル監督に「まだ2速なんで」と返す)。
──熊田選手も元気がいいがほかにも前線に点獲り屋があると相手にとっては嫌だし、マリノスのように暴れまくる攻撃陣にしていきたい?
そうですね、やっぱり点を獲って勝つということがサッカーの魅力でもあるし、そうしていくとお客さんも増えるし、興味を持ってもらえる。それで優勝出来れば東京も盛り上がってくると思うので。やっぱり首都・東京というチームが盛り上がっていかないとサッカー界も盛り上がらないと思うし。点を獲って攻撃的で魅力あるサッカーをしていきたいですね。
○1/23オンライン囲み取材

撮影:後藤勝

撮影:後藤勝
──一次キャンプ最初の練習試合から継続して結果を残しているが、リーグ戦に向けてコンディションを上げていっている段階でもコンスタントに決められるということは、仲川選手にとってはゴールは業の領域なのか。
いやー、どうなんですかね。ぼくもオフのときに全然身体を動かしていなかったので、感覚的な部分だったり、ボールのフィーリングの部分は、いままで培った技術だったと思うし。まあでも、身体がちょっと動かなくても結果を出せたということは、入りとしてはすごくよかったのかなと思います。
──マリノスとちがうところがあってもバックボーンに共通しているところがあってやりやすいということはあるか?
ポゼッションというかボールを支配しながら攻撃を組み立てていくので、基本的なところは変わらない。ぼく個人としてはすごくやりやすい部分が多いですね。
──いいタイミングでいいポジションをとり、いいコースに入っていく、それが練習試合できっちり出来ているのは力の入れ具合に左右されないセンスや戦術眼のなせる業という気がするが、このチームでこうすればいいシュートポジションに入っていけるという感覚は、いまの段階でかなり掴めている?
そうですね。前には強力なアタッカー陣がいるので、そのなかでのコンビネーションだったり、あとはサイドバックとインサイドハーフとの、ぼくが試合に出ている範囲では右でやっていてそこの3人の関係性だったので、関係性で崩せる部分をもっと多くつくっていければいいと思います。
逆サイド、左サイドで突破したときの逆のウイング、ぼくの位置の入り方というのはマリノスでやっていたのと似ている部分もあるし、ニアで潰れたそのあとの流れたボールをぼくは基本的に狙っていて、そこの嗅覚というか、そういったところは去年からつづいているので、コンディションどうこうよりはそういった嗅覚だったり、入るところに入っていけているという意識というのは大事かなと。それが点につながっているのかなと思っています。

撮影:後藤勝
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