青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

俵積田晃太、どこまでも行くドリブル。FC東京U-18で培った個の力【練習試合vs.FC琉球/リード文からコメント部分まで無料公開】

 

©F.C.TOKYO


 若手の躍動が目立つ一次キャンプ。1月20日の練習試合FC琉球戦では熊田直紀、佐藤龍之介(FC東京U-18)はいまひとつという感じだったが、荒井悠汰が豪快なミドルシュート、俵積田晃太が長い距離をドリブルで運んでからのシュートをそれぞれ得点に結びつけてアピールした。特に目を引いたのは俵積田。このキャンプでは試合後の取材は合同の囲みでおこなわれるが、3本それぞれから取材対象を選ぶ際、報道陣が満場一致で挙げた選手が彼だった。得点場面以外にも積極的に仕掛ける姿勢が目立ち、スタイルの差異はさておき存在としては三笘薫のようだという声も上がり、どの記者もがスポーツ紙調の煽り記事を容易に思い浮かべることが出来る活躍ぶりだった。ここではまず私(後藤)が自ら質問した箇所の一問一答を掲載したのち、これまでの取材から得られた俵積田のプレーヤー像をお届けしていく。
 
◆一問一答
 


撮影:後藤勝


──(「自分は正直感覚的にやっている。感覚の部分が多いです」という俵積田に)ストライドの広さももとから?
 
 そうです。
 
──一回ボールを持って仕掛けたらやりきるという意識がうかがえるが、最初の選択肢はそれ?
 
 そうですね。
 もちろんパスのほうがいい状況もあるんですけど、いまはキャンプだし、高卒一年目だしというのもあって、自分のプレーを出さなきゃダメだと。
 
──昨年からトップがこういうスタイルになり、連動してユースでもそれを導入してポジションにインサイドハーフが出来そこでもプレーしたけれども、ただU-18は基本的には個の力を活かしてどんどん仕掛けていけという場だと思う。そういうことをやってきて個を磨いたことが根底にあってこれだけ自分の力でどんどん行けているのか?
 
 そうですね。
 ユースではみんな個の力がすごいですし、それで揉まれてきたので。そういう経験が出来てよかったと思います。
 
──チュウさん(中村忠、前FC東京U-18監督)にはなんと言われた?
 
 チュウさんですか。チュウさんのときにはよく判断のところをけっこう言われていて。サイドバックとの関係のこととか、コミュニケーションとか、いろいろ言われた感じです。
 
◆360度の世界
 

©F.C.TOKYO

(残り 1588文字/全文: 2780文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ