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安部柊斗、逆襲の急ピッチ合流!「どの選手よりも自分のほうが上だなという自信は持っている」【FC東京プレシーズン中間報告/リード文からコメントまで無料公開】

 

撮影:後藤勝


 安部柊斗が復活を遂げた。けがで離脱していたが、沖縄・国頭での一次キャンプ中の先週に合流を果たし、急ピッチで開幕戦に間に合わせようとしている。復帰後初となるオンライン囲み取材で最近の自身について語った安部のコメントすべてを無料範囲でお届けし、そのあと今シーズンのFC東京の中盤事情について考察していく。
 
◆一問一答~アカデミー出身者でいちばん年上!「とうとう来たか」
 

撮影:後藤勝


──先週、合流を果たしたところをたまたま拝見したが、とコンディションの状態はどうなのか、言える範囲で。
 
 まず、けがをして自分の復帰の予定が開幕戦の一週間前と最初に言われていたんです。なんですけれども、だいぶ早く、治りもよくて、このキャンプ中に合流して明日(24日)の練習試合に出場出来る状態にまで来たので。コンディションに関しては練習試合に出るとなると、相当キツくなると思うんですけど、開幕戦までにはまだ時間があるのでコンディションを上げていきたいですし、こうやって早くピッチに戻れたのはトレーナー陣のおかげなので、トレーナーの方たちに感謝したいです。
 
──今年は選手の入れ替わりがあって既存の選手も含めて役割が整理された結果、中盤に厚みが出て競争が激化しているが、安部柊斗としてどう勝ち抜いていこうと思っているのか。
 
 いろいろな選手が移籍して入ってきて、自分自身でも中盤にいちばん選手が多い状態ですけど、どの選手よりも自分のほうが上だなという自信は持っていますし、自分の最大限の力を発揮すれば必ず試合に絡めると思っていました。競争だからちょっと嫌だなとかそういうネガティヴな気持ちはまったくなくて、むしろ自分のストロングポイントを最大限アピールすれば絶対に出られるという自信はあるので。楽しみながら競争が出来ているところはあると思います。
 
──相手の出方をうかがうではないけれど、ほかの選手が選考して練習試合に出ているのを観て彼らがこういうプレーだったらオレはこれでちがいを際立たせられる、というポイントはどんなところ?
 
 やっぱり選手一人ひとりがちがう特長を持っているので。そのなかで小泉慶選手は自分ともちょっとタイプは似ているんですけど、足もとの技術もすごく巧くて。あとはボールの晒し方というか持ち方というか、そういうところは巧いなと感じたので、そこは小泉慶選手のプレーというのも自分にしっかり落とし込みながら、そういったところを真似していきたいかな、というのはあります。
 
──これは中村帆高も言っていたが、年齢が26に差し掛かって中堅世代に入ってきた、と。以前から中心としてやっていたとは思うけれども、あらためて若い選手も入ってきて引っ張る意気込み、今シーズンに関してはそこにかける意気込みはどうなのか。
 
 そうですね。もう、自分も26の歳になって、だいぶ下の選手がいて、アカデミー出身者のなかで自分がいちばん上なので「そういう時代になったか」という、「とうとう来たか」という感じもありますけど、逆に言うとそういう年代なので、引っ張るというか、ピッチ外でもピッチ内でも、お手本になれるような選手になりたいですし、中心選手にならなくちゃいけない存在になったのかなというのがあるので、そこもしっかり覚悟を持ちながらプレーや行動をしていきたいと思います。
 
◆三田啓貴移籍後のアカ卒筆頭。チームの中核として踏ん張りどころ
 

撮影:後藤勝

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