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FC東京の視点でのルヴァンカップ決勝代替開催日問題まとめ【無料公開】

 
 11月7日におこなわれる予定だったルヴァンカップ決勝は柏レイソルに新型コロナウイルス検査の陽性判定者が数多く発生したため中止、延期となりました。
 ご存知のようにFC東京は11月18日のベガルタ仙台戦を終えたあと即、カタールへと移動してACLに出場しなければなりません。
 ACLへの出発前にルヴァンカップ決勝の代替開催日が設定されればベストではなくともベターな結果でしたが、本日11月12日、ACL、Jリーグ、天皇杯が終わったあとの2021年1月4日に決定しました。
 
 東京にとって問題となるのは、ACL後だということです。
 ACL準決勝で敗退した場合は最短での帰国日が12月14日中となり、入国した次の日の15日を起算日として28日に14日間の自主待機期間が終わります。
 つまり29日から2021年1月2日までの5日間、ACL組と12月12日のJ1第31節サンフレッチェ広島戦および19日の第34節ヴィッセル神戸戦に臨む国内組とをミックスして練習、選抜したルヴァンカップ決勝組で3日の前日公式練習と本番の決勝に臨む余裕が生まれます。
 しかし12月19日のACL決勝に進出した場合は翌20日が最短での入国日となり、入国した次の日の21日を起算日として14日間の自主待機期間が終わるのは2021年1月3日です。
 
 この時点で前日公式練習へのACL組の参加は不可能であるはずですが、代替日程発表会見の発言では自主待機期間が2日あたりに終わって3日の前日公式練習をこなせそうな口ぶりでした。入国した日を自主待機期間の起算日とする方法があるのでしょうか……。
 いずれにしても、ACL組がぶっつけ本番でルヴァンカップ決勝に出場することもありえる事態です。
 
 もちろんそれでは困りますので、Jリーグから政府筋への働きかけはあるもようです。
 具体的には練習場とその近くで宿泊し、隔離状態を維持しながらトレーニングをする“バブル方式”での活動を認める、あるいは自宅と練習場の往復のみを認める、といった措置を講じてもらえないかというものです。
 この場合は帰国後、ACL組は休養をとり調整をし、戦術的な準備もして仕上げていくことが出来ます。国内組とのミックスは難しそうですが……。
 しかしこうした措置をとることが出来ない場合は、神戸戦に出場したメンバーでルヴァンカップ決勝に臨むほかはなくなります。
 
 そもそも11月7日の開催であれば一週間の間隔が空き万全の状態でルヴァンカップ決勝に臨めたところ、ACLから帰り1シーズンの疲労がある状態で試合をしなければいけないこと自体が負担。そこに入国後の自主待機の問題が加わるのですから、苦しい状況です。
 
 自主待機期間中、ACLに出場した選手がしっかりと休養をとり、トレーニング出来るよう、日本国政府に期待します。
 
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『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」後藤勝/前編【オレたちのライター道】

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