青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

味スタラスト2戦にFC東京オリジナルビール登場! そのお味は【スタジアムグルメ/無料公開】

 

これがFC東京オリジナルビール「F.C.TOKYO BEER in AO-AKA PARK」。


 11月11日、東京都内でFC東京オリジナルビール「F.C.TOKYO BEER in AO-AKA PARK」の試飲会がおこなわれ、厳正なる抽選を経て選ばれたFC東京ファン6名が参加、メディアにも公開された。
 
◆試飲会で石川CCも喉を鳴らす!
 
 11月23日に開催されるJ1第32節「FC東京 vs. 湘南ベルマーレ」の青赤パークで販売を開始するFC東京オリジナルビール「F.C.TOKYO BEER インAO-AKA PARK」とはなんなのか、その実像が発売を記念した試飲会で明らかにされた。
 
 冒頭で挨拶に立った川崎渉FC東京マネジメントダイレクター兼マーケティング統括部長兼イベント・プロモーション部長は「試合の結果にかかわらず、いかに楽しんでいただくか」に取り組んできたその一環として今回、FC東京オリジナルビールの企画、販売にいたった経緯を説明した。東京のファン、サポーターが食に旺盛であることは衆目の一致するところだが、その「フードを楽しみたい」という声に応えることが開発の意図だという。
 

川崎渉FC東京マネジメントダイレクター兼マーケティング統括部長兼イベント・プロモーション部長(中央)。


「夏前から青赤パークに出店していただいているエルカミオン(EL CAMION by T.Y.HARBOR Brewery)さんは通常のキッチンカーよりも3.3倍多く売上を誇るサポーターに人気の店舗です。味の素スタジアムといえばこのグルメ、このドリンクという、そのひとつに今回のビールがなってくれれば」(川崎部長)
 
「T.Y.HARBOR」のスタッフを「東京のファン、サポーターはビールをよく飲む」と驚かせた飲みっぷりに相応しいビールとなっているに相違ない。期待をこめて試しに飲んでみると、ホップの苦味とフルーティさそしてコクが同居した味わいが広がる。つまみを少し口に入れると、さらにビールが進む。ガツンとした強いテイストだが、するするといくらでも喉を通ってしまう。
 
「T.Y.HARBOR」のスタッフ、そしてFC東京イベント・プロモーション部の吉越悠さんの話によると、FC東京オリジナルビールはIPA(インディアペールエール)をベースに開発したもので、アルコール度は6パーセントほど。同社のピールエールが4パーセント、大手クラフトビールが5パーセントだというから、少し強めだ。野球場がスタジアムからボールパークへとその装いを変えつつあるように、トレンドとなるドリンクをいかに来場者の求めるものにしていくかを考えていくなかで、このようなこだわりの一品が出てきたことは興味深い。
 

株式会社タイソンズアンドカンパニーの寺田心平社長


「T.Y.HARBOR」を運営する株式会社タイソンズアンドカンパニーの寺田心平社長が、さらに詳しく語った。スポーツチームとビールに関して様々な取り組みがなされるなか、首都東京のクラブと地元東京のビールがコラボレートし、MADE IN TOKYOにこだわった。そこで浮上してきたのがIPA。大航海時代、長期の船上輸送にも耐えられるよう防腐効果の高いホップを多く使ったビールだ。
「酵母に含まれるビタミンBがなぜ船で必要であったというと、脚気に悩まされていたから。ビタミンBがいちばんの薬だったんですね。それでビールを積み込んでいたのですが、そのままだと腐ってしまうので、防腐作用の強いホップを多く入れて腐りにくいビールをつくっていた。そこからインディアペールエールという苦いビールが生まれました。『ジューシーIPA』は『ヘイジーIPA』とも言いますが、この濁りが何から来るかというと、ホップのなかのポリフェノール、ビールの麦から出てくるタンパク質、それらが混ざってこうなるのですが、それを製法で意図的に濁らせたというものになります。米国でトレンドのラインにあるビールなので、ここは東京という都会らしく王道路線のビールを出させていただこうと、いろいろとご相談しながらつくったという経緯です」(寺田社長)
 

石川直宏CC。


 試飲会に参加した石川直宏FC東京CCも取材に応じ、喜びを語った。
「グイグイ行きますね、これは。青赤パークのアトラクションを楽しんでいる子どもたちがいるその傍らでビールを買い求めているおとなの方がいて……いつも羨ましく思っていたんですけど(笑)」
 試合が終わったあとも楽しめる青赤パークで映像を観ながら一杯、二杯を飲んで楽しみ尽くしてほしいと、笑顔の石川CC。
「MADE IN TOKYO、MADE IN JAPAN。全国各地でこだわりの職人さんがいらっしゃるなかで、東京というピンポイントのイメージは湧きにくいですが、でもそれこそが東京だな、と。狭いようで広い、なおかつ深い。そういうチームに自分たちもなっていきたい。まだクラブができて20年ちょっとで、優勝したこともなく経験がないなかで、でもスタイリッシュで恰好よくてこだわりぬいていて、それで優勝する。そこで勝ち取るものには計り知れない価値があると思います。やっぱり憧れられつづけるクラブになりたい。泥臭く最後まで諦めないサッカーというのもFC東京らしさなんですけど、恰好よくてスタイリッシュで洗練されたひとたちが、やるときは地を這いつくばってでもやるよ、というところに魅力を感じてもらえたら」
 
 リーグ初制覇に狙いを定めた今シーズン、急速にクラブとしての価値を高めつつあるFC東京。そのトップチームが、ラグビーワールドカップで価値を高めた味の素スタジアムに還ってくる。あの祭典に劣らぬ賑わいを醸し出すだろうホームゲーム最後の2試合から登場する「F.C.TOKYO BEER in AO-AKA PARK」が、飛田給に集うあらゆる人々を惹きつけ、満足させる。
 
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後藤勝渾身の一撃、フットボールを主題とした近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(装画:シャン・ジャン、挿画:高田桂)カンゼンより発売中!
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「青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン」とは

 

「青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン」について

『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジンは平均して週4回の更新をめざしています。公開されるコンテンツは次のとおりです。

主なコンテンツ

●MATCH 試合後の取材も加味した観戦記など
●KODAIRA 練習レポートや日々の動静など
●新東京書簡 かつての専門紙での連載記事をルーツに持つ、ライター海江田哲朗と後藤勝のリレーコラムです。独特の何かが生まれてきます

そのほかコラム、ニュース、などなど……
新聞等はその都度「点」でマスの読者に届けるためのネタを選択せざるをえませんが、自由度が高い青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジンでは、より少数の東京ファンに向け、他媒体では載らないような情報でもお伝えしていくことができます。すべての記事をならべると、その一年の移り変わりを体感できるはず。あなたもワッショイで激動のシーズンを体感しよう!

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」後藤勝/前編【オレたちのライター道】

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