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【無料記事/対Y.S.C.C.横浜戦(U-23)第1報】安間貴義監督共同記者会見「ハビがまたJ1で戦えるようになってくれればいい」+ハ デソン「コンディションを上げていかないといけない」(2016/05/08)

◆安間貴義監督共同記者会見

◯所感
安間貴義監督 まず、この暑いなか湘南戦の前に立ち寄っていただき、U-23を応援してくださったファン、サポーターの方々に感謝します。
ハーフタイムにも選手からいい声が出ていました。ディフェンスラインの背後に長いボールを入れて“ごちゃごちゃっ”としたところからチャンスをうかがう、そこをしっかりと声をかけてやっていこう、と。
そのプレーをしっかりして0-0の状態からどこで1-0にするかという話をしましたが、がまんできずにPKを与えてしまったところは、体験したものを今後経験にしてもらえばいいのかなと思います。
高いラインで背後をとっているのですが、タスク(平岡翼)からムリキに行くところも、1メーターうしろにずれてしまうばかりに得点が生まれなかったり、精度のところはまちがいなく課題になっているので、そこをゲームと同じ感覚で出せるように、繰り返しトレーニングすることで質を上げていきたいと思います。それがしっかりと勝ちにつながり、こうやってJ1と同日開催でも脚を運んでくれるファン、サポーターの方々の期待に応えることにつながると思うので、きょうの体験を経験に変えられるよう、日々努力していきたいと思います。
以上です。

◯質疑応答
──ハ デソン選手が入って、たとえばユ インス選手のモチベーションに変化があったかどうかなど、影響はどうだったのでしょうか。
安間貴義監督 ハビ(ハ デソン)はご覧になっておわかりのように、コンディションが上がってこないので、一度こちらのほうでコンディションを上げ、ゲームの感覚を掴むために来ました。彼の(ポテンシャルからすれば)半分の力にも到達していないと思います。彼がそういう状態なので、むしろインスや周囲の選手が(ハ デソンの)いいところを引き出そうと、預けたり、彼の周りで動いたりしていたのですが、まだまだ彼ら(周囲の選手)はクオリティの部分が低く、チーム全体で彼ら(ハ デソンやムリキ)を助けることができなかった。カジ(梶山陽平)やヒデ(高橋秀人)もそうでしたが、もう一回、上で戦えるように汗をかける選手から何かを感じて、ハビがまたJ1で戦えるようになってくれればいいのではないかと思います。

――システムは相手に合わせて変えたのでしょうか。後半などはボランチの佐々木渉選手が前に出て幸野志有人選手が下がりめに位置したようにも見えましたが。
安間貴義 ハビを動かしたかったので、いつもの4-4-2の2トップの片割れを(佐々木)渉、ハビ、(幸野)志有人のトライアングルにして、飛び出てもいいけれども、その3つのポジションをしっかり三人で埋める連携をしろ、なるべく彼(ハ デソン)を前にしていろいろなものから解放してあげて、純粋にサッカーに、ボールに触れられる状態をつくろうという話をして、ああいうかたちになりました。もともと渉のほうが攻撃的なので前に行くし、志有人はボールに触るタイプなのでうしろに行くし、そうすると三人がいいバランスになってくると思いました。自然とああいうかたちになっていくと思います。
最初からそのかたちだったのですけれども、ムリキが1トップと勘違いして真ん中にいたので。あと、ラインが高いことによって、直線的なボールで相手のキーパーまで行ってしまうのであれば、逆スピンなどで(相手キーパーよりも前で)止められればいいのですけれども、その技術がまたないので、だったら、後半に生地(慶充)が入れたボールのように、サイドから角度をつけて供給していこうという話をしたので、逆サイドのときにタスクが中に絞る、インスが中に絞る、見方によっては3トップに近い配置になっていたのかもしれません。ただ基本的にはその状態から前に行けと言っているので、数字よりも、こういう状況のときはこうという「画」を大事にした感じでやっていました。

――試合の入りがあまりよくないようですが。
安間貴義 勝つことは大事ですけれども、ハビがここで調子を取り戻してJ1で優勝するために活躍したらそれがよい結果であるとも言えます。ぼくたちにはJ1から来た選手を調整する役割もあるので、必ずしも眼の前の試合に勝つためにいままでのメンバーで継続して次の試合に臨むとはかぎりません。
そのハビにとっては、初めてのチームで、どこまで行っていいのか悪いのか、わからないところがある。慣れてくるまでの時間が、入りが悪いという印象になったのだと思います。

◯ハ デソンの談話

(きょうの出場はコンディションの調整を目的としたものですか?)
何試合かJ1で、入ったり外れたり、入ったり外れたりということの繰り返しだったので、自分のゲーム感覚であったりコンディション的なものを上げていかないといけないなという部分で、きょうの試合に臨みました。
(ユ インスがいてなじみやすいところはありましたか?)
インスともこうやっていっしょの試合に出るのは初めてだったので、多少、呼吸が合わなかったり難しい部分はありました。でもゲーム中に話をしていくうちに、そういうものは解決していきました。
若い選手からも自分に対する要求がありましたし、自分からも若い選手に要求をしました。ハーフタイムにもそういう話をして、お互いに要求し合える関係で試合を進めることができたと思います。

 

 

 

 

 

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