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練習試合に観衆1,766人!小平熱狂!! 平山相太のゴールで同点に追いつく【速報:試合経過/マッチレポート/リザルト】トレーニングマッチ FC東京対川崎フロンターレ_第1報(11/03)[2,421文字](2013/11/03)

3、4本めに出場、前線で存在感を示した平山相太

3、4本めに出場、前線で存在感を示した平山相太

◯試合経過概要
大久保嘉人、中村憲剛、レナト、小林悠が顔を揃える川崎フロンターレをホーム練習場の小平グランドに迎え、FC東京が30分×4本の練習試合をおこなった。両チームともにメンバーを2本ずつに分け、1、2本めに前節まで先発での出場機会が多いメンバーが出場。最初の60分間は0-0で推移し、メンバーが切り換わった3本めの28分、右からのクロスにニアで選手がひとりつぶれたその先のゴール前で矢島卓郎が決め、川崎フロンターレが1点を先行した。
しかし試合終了間際の4本め27分、中盤の高い位置で丸山祐市がインターセプト。奪ったボールを左に展開するとワイドの位置で受けた三田啓貴がクロスを入れ、ゴール前中央で平山相太がシュート。これはゴールキーパー新井章太のポジショニングがよく弾かれるが、こぼれてきたボールを正確に蹴り込んで平山が得点、同点に追いついた。平山はゴールが決まると即座にボールを持ってセンターサークルへと走りだし、勝利への執念を見せたが、逆転勝利はならず、そのまま1-1に終わり引き分けた。
○マッチレポート

全体を通じて川崎がボールを支配する時間の長いゲームだった。1本めの12分、小宮山尊信が右からファーサイドに送ったボールを今度は左からゴールの右に小林悠にシュート。これは権田修一がセーブしたが、川崎がペースを握る。しかし東京も前半17分に渡邊千真がシュート。24分には長谷川アーリアジャスールがマイナスに戻したパスをルーカスが蹴ってバーの上に上げるなど決定機はつくっていた。

ともに攻めきれない印象は2本めも変わらず。東京は16~17分頃に太田宏介のクロスを渡邊千真がヘディングするが、やや伸びた姿勢でのシュートとなってしまいボールはゴールの上へ。互いに無得点のまま最初の60分間を終えた。
3,4本めはオープンな展開。ともにチャンスを多くつくりながらの攻め合いとなり、球際での争いもヒートアップ。3本めに矢島卓郎のゴールで先制されたが、4本めの27分、丸山祐市のインターセプトが起点となって三田啓貴がクロス、これを平山相太がシュートし、一度は弾かれたもののこぼれ球を決めて同点。1-1で試合を終えた。

強烈な個人技と三人目の連動を活かした川崎の攻撃を、最初の2本、無失点に抑えたことは収穫といえば収穫。
「相手は中、中を狙ってくるが、中を締めてサイドで勝負するかたちで、守備はある程度しっかりできた」
森重真人はこのように分析、守備の成果を語った。そのいっぽうで、
「攻撃の面では甲府戦からつづけてシュートを決めることができなかった」と課題を挙げてもいる。

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