明日、センターバックの本命はやはり背番号15だ。 精神状態を加味しても、プレー機会はポジティブに働くはず [J10節/C大阪戦プレビュー]
気持ちを切り替えてセレッソ戦へ
マリノス界隈はACL決勝進出に沸き続けているはずだ。
原稿執筆時点で、あの興奮の瞬間から48時間も経過していない。同業者や関係者との話題も当然のように来月のファイナルのことばかり。新たな歴史の1ページを書き加えた価値の大きさをあらためて実感している。
ただ、いつまでも浮足立ってばかりいられない。チームは120分+PK戦の死闘から中2日でアウェイのセレッソ大阪戦に臨む。わざわざアウェイと記しているのは、試合を行うために新幹線での前日移動があるから。
昨日は寝不足状態でリカバリーを行い、今日は午前中に体を動かし、午後に大阪へ移動した。体を動かしたといっても、試合出場組は負荷をかけたメニューが難しい。とにかく回復に努めることが最優先の準備期間になる。
大前提として気持ちの部分の切り替えも重要になるわけだが、現在のチームはそういった面での不安が一切ない。セレッソ戦に視線を向けたのは、ACL準決勝の2試合を負傷欠場した喜田拓也だった。
大一番のピッチに立てない悔しさがありながらも、スタンドとロッカールームでは戦いの時間を共有した。そんなキャプテンが見据えるのは、明日のセレッソ戦のみ。
「大事なのは目の前の試合。(水曜日は)感情的でエモーショナルな試合だったし、そういった気持ちも十分理解できるけど、中2日で試合がある。そこはハリーも全員に共有しているけど、僕も同じ意見。目の前の試合以上に大事なものはないし、それがどんな大会、状況だとしても、目の前の試合が常に一番大事。それはチームとして共有する必要があるし、そういう姿勢で臨みたい。(ACL決勝については)良い意味で深く考えていない」
コンディションとしては木曜日時点で渡辺皓太とともに全体練習に合流できていない。したがってセレッソ戦出場は困難な状況となっているが、それぞれの立ち位置から当事者意識を持って次の試合に向けた準備とアプローチを進めるのがマリノスの強みだ。
フレッシュな選手の起用もあるか
メンバー予想は非常に難しい。あれだけの激闘、死闘を繰り広げた疲労が移動も伴う中2日で完全に消えるわけもない。
特に120分出場した選手は、先々も考えて無理させられない。フィールドプレーヤーだと松原健、アンデルソン・ロペス、畠中槙之輔の3選手が該当する。その中で長期離脱明けの畠中はまだ連戦をこなしていないため、無理をする局面には見えない。
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