「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「僕は年イチなので、欲張らないことが大事。この1点があって勝ち点3を取れたから優勝できたと言ってもらえるように、チーム一丸となってやっていきたい」(松原健)他 [ヴェルディ戦後コメント]

 

[コメント]

ハリー キューウェル 監督

「国内で注目されていたナショナルダービーという開幕カードで、相手は昇格してきたチームなので簡単な試合にはならないと思っていた。自分たちのサッカーを見せるところが少なかったし、ベストの状態ではなかったと正直思う。その理由としては、別の大会で120分戦ってコンディションが難しかった。思っていたような内容ではなかったが、彼らの姿勢と最後まであきらめないところに感銘を受けたし、しっかりと結果を残してくれた」

 

 

 

――前半途中にシステム変更し、後半も選手交代しながらシステムを変えて流れを掴んでいった。エウベルのトップ下起用なども含めて、どのような意図で采配していた?

「ヴェルディは素晴らしいチームに見えた。コンパクトさやアグレッシブさを出してくるチームだった。開幕戦ということで力も入っていて、相手はホームなので前から来た印象もある。前半は自分たちで自分たちを難しくしてしまった。大きな変化というよりも、小さな変化でやったが大きく変わらなかったのが前半だった。後半に入って、交代選手たちが違いを見せてくれたなと思う。彼らへの要求としてチームの底上げを求めているし、ヤン・マテウスや宮市が入ったことで前方向のパワーが強くなってチャンスを作れた。その中であきらめない姿勢で、自分たちがやろうとしたことが勝利につながったと思う」

 

――松原健が見せた今日のパフォーマンスやゴールへの評価は?

「ひとりの選手のことについて長く話すつもりはない。チーム全体を見ている。練習の中で伝えているのは、シンプルに前方向を目指すこと。前半はシンプルさが抜けてしまい、後半はより良くシンプルさが出て、松原もそうやってくれた。後半に入ってシンプルに前方向に向かう姿勢が増えて、危険なエリアにボールを運び、彼もそこにいた。ハイプレスして前方向に素早く向かっていく、そして4点、5点取るのは簡単ではない。今日の結果に関しても最後の最後まであきらめないことで何かが起きる。それを見せた試合だったと思う」

 

 

 

DF 27 松原 健

「年イチは年イチなので。僕は年イチなので。欲張らないことが大事。うまく自分のところにボールが戻ってきて、左足でいい位置に置けた。クロスを上げるよりも打って終わったほうがいいなと。枠に行けば何かかが起きるんじゃないかと思って打ったゴール。

 

 

 

ヨコエク

(残り 1837文字/全文: 2873文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ