現在進行形の山根陸が、新たな色を模索している。 殻を破った先にあるのは、トリコロールの中心選手だ。
ポジション争いの最激戦区にいても、山根陸はまず自分自身にフォーカスする。
「試合に出るためにはポジションを勝ち取らないといけないし、自分にないものを持っている選手も多い。でも自分の良さを消してはいけない。そこは競争という部分である。ただ自分としては新たなチャレンジというか、将来を考えた時にここのポジションをできるようになったら大きい。ポジション争いも大事だけど、それ以上にこのポジションで覚えることも多いし、できるようになることに大きな意味がある」
ライバルは多士済々。韓国から逆輸入する形で復帰した天野純、昨夏に加入したナム・テヒはボールを失わない技術が光る。西村拓真には得点能力という秀でた武器がある。彼らと競い合い、山根にしかない味を出さなければいけない。
トップ下、シャドー、インサイドハーフ。さまざまな呼び名が該当するポジションで、自身をこう称した。
「僕はインテリオール。日本語ならインサイドハーフという言い方かな。選手のプレースタイルや個性によって表現は違ってくる。純くんやナムさんだったらシャドーだろうし、拓真くんはトップ下よりもさらに攻撃的なイメージ。僕のイメージは8番。10番よりも8番。アンカーは6番」
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