3年ぶりに天野純が復帰する。 期限付き移籍しても、心は一度も横浜から離れなかった。
マリノスを愛してやまないレフティが3年ぶりに帰ってくる。
韓国1部の全北現代に期限付き移籍中のMF天野純(32)が来季からマリノスに復帰することが15日、分かった。
育成組織出身の天野は順天堂大学を経て2014年にトップチーム加入を果たす。2019年夏には念願の欧州移籍を果たし、2022年は蔚山現代でリーグ優勝に大きく貢献。今季は全北現代の一員としてACLラウンド16進出に尽力した。
このタイミングでの復帰は既定路線だ。マイペースに見える彼も、内には強いマリノス愛を秘めている。「いつかこの経験をマリノスに還元したい」と強い決意で韓国へ旅立った。2年前の言葉を有言実行にする日がやってきた。
数多くの経験を経て、卓越した技術に加えて逞しさを増した。海外で生き抜く術として結果の重要性も身に染みて分かった。だからこそ韓国での市場価値がとても高く、このタイミングでもKリーグの複数クラブから獲得打診を受けた。条件面だけで比べればマリノスを上回るチームもあったという。
だが律儀な男はそんな話に目もくれなかった。
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