「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

マリノスは天野純の全北現代期限付き移籍を正式発表。 慣れ親しんだ環境と安泰の立場でプレーする選択肢よりも、チャレンジの道を選択した

 

天野純は再び異国の地で挑戦を続け、さらなる高みを目指す。

マリノスは5日、韓国Kリーグ1部の蔚山現代へ期限付き移籍中のMF天野純(31)が同リーグの全北現代モータースへ期限付き移籍することを発表した。

 

 

天野は蔚山現代の主力として1シーズンを戦い、リーグ戦30試合9得点と着実に結果を残した。2019年夏のベルギー2部ロケレン移籍以来となる自身2度目の海外移籍で成長を体現し、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。

迎える新シーズンも蔚山現代から契約延長の打診を受けていた。同時に、予算規模で上回る全北現代からもラブコールを受けた。悩み抜いた末、慣れ親しんだ環境と安泰の立場でプレーする選択肢よりも、チャレンジの道を選択。ライバルチームへユニフォームを着替える決断に至った。

 

 

今季もマリノスとの契約を残しており、フロントは今オフの復帰を要請していた。トップ下として新境地を開拓した西村拓真は海外移籍を視野に入れているという背景も無視できない。しかしながら天野自身に「自分はまだやり切っていない」という悔恨があり、本人の意思を尊重する形で再び期限付き移籍の形となった。

 

 

このタイミングで契約延長していると見られ、来季はマリノス復帰が基本線だ。育成組織出身の選手がさらに価値を高め、培ってきた経験をクラブに還元する働きが求められる。

もっとも1年後の復帰は確定事項ではない。

 

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