我々には山根陸がいる。 伸び盛りのアカデミー出身ボランチからプレータイムを奪うのは長い目で見た時に得策ではない
明日18日でJリーグの第2登録期間(ウインドー)が閉じる。今週に入ってから各チーム間で飛び交った案件は、いわゆる駆け込み移籍と言っていい。
約1ヵ月間の喧騒はマリノスにとっても例外ではなかった。
まずV・ファーレン長崎から加藤聖を獲得した。移籍ウインドーが開く直前に小池裕太が右前十字靭帯断裂の大怪我を負ったためで、9月からの連戦に備えて左サイドバックの層を厚くする必要があった。21歳という年齢を踏まえても中長期的な視点に立った効果的な補強と言える。
加入後はまだピッチに立っていないが、マリノスデビューは来月か。具体的にはルヴァンカップ準々決勝の北海道コンサドーレ札幌戦が有力。しっかりとした準備期間を設けた上で、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。
同じパリ五輪世代だと、藤田譲瑠チマの海外移籍に驚きはない。マリノスでの立ち位置にかかわらず、加入時から海を渡ることは想定できていた。そのための違約金設定であり、移籍先から満額が支払われている以上は是非を問う必要もない。
我々には山根陸がいる。
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