「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

宮市亮は昨年7月以来の先発が濃厚。 さらにナム・テヒがマリノスデビューへ [J24節 FC東京戦プレビュー]

 

鼻息を荒くしている宮市

 

首位のヴィッセル神戸を追いかけるために、負けられない試合が続く。今節が終わるとリーグ戦は残り10試合。あっという間にシーズン終盤戦に突入する。

FC東京をホームに迎え撃つ一戦だが、エウベルの出場停止は非常に痛い。背番号7はここまで全23試合に先発し、7ゴール7アシストを記録している攻撃のキーマンだ。苦しい局面を打開してくれるドリブルとフィニッシュサードでの殺傷能力高い突破を欠くのは、大きな痛手だろう。

 

 

それでもケヴィン・マスカット監督の表情は明るい。「(エウベルは)結果的に出場停止になってしまったが、ほかの選手に出場するチャンスが生まれた。楽しみにしている」と前向きに語った。さらに「何人も出られる準備ができているし、いい競争になっている。オプションはいくつもあって、ヤンもできるし、井上もできる。バランスが大事になる」とニヤリ。

 

 

筆頭候補は背番号23だろう。

先発するとしたら、昨年7月16日以来で約1年1ヵ月ぶり。長期離脱から5月に復帰し、以降は徐々にプレータイムを延ばしてきた。柏レイソル戦での決勝点のように勝負強さも健在だ。マリノスのウイングはもともとフル出場する確率が低く、キックオフからフルスロットルでプレーすればいい。

 

 

宮市自身も「いつでも試合に出られる準備をしている。順位的にも勝ち点が大事なので、僕個人のことよりもチームが勝つことだけを考えてプレーしたい」と鼻息を荒くしている。前輪駆動のマリノスにおいてウイングが果たすべき役割は小さくない。負けられない一戦で、重要なタスクを背負うことになりそうだ。

 

 

指揮官がナム・テヒの起用を明言

 

もうひとりの注目選手が、この夏に加わったナム・テヒだ。

 

 

 

ヨコエク

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