「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「これまでずっとスタンドから見ている側だったけど、サポーターの方の声援で緊張が吹っ飛んだ。大げさかもしれないけど、今日が最後のチャンスくらいの気持ちで臨んだ」(木村卓斗) 他 [札幌戦後コメント]

 

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

「最初に、率直にこの結果をうれしく思う。パフォーマンスも全体的にいいものを見せてくれた。この7~10日の間にいろいろなことが起きた。昨日の夜中も、そして今朝も体調不良を訴えた選手がいて、急きょ形を変えなければいけなかった。その中でもしっかりプレーしてくれた選手を誇りに思うし、自分はすごく楽しかった」

 

 

――直近のセレッソ大阪戦から先発11人全員を入れ替えた。今季公式戦初出場の選手も多くいたが、彼らのパフォーマンスをどのように見た?

「飯倉に関しては、彼の経験がゲームの中で出たと思う。チームに落ち着きをもたらしてくれた。木村に関しては、今年プロになって今日デビューを飾った。ピッチを去る前でいい経験をしたと思うし、学びも多かったと思う。フィットネスのレベルがどこにあるのか彼自身が確認できたと思う」

 

 

――若いダブルボランチの評価は?

「ふたりのボランチは、相手がアグレッシブさを出してくることは予想していた。ボールを持った時に慌てることなく相手を引き付けろと伝えた。藤田も山根もそれをやってくれて、ウイングの井上やヤンが生きた。ふたりとも素晴らしいプレーを見せてくれたと思う」

 

 

――先発でアカデミー出身選手が4人、ベンチも含めると6人いた。クラブの未来を考えた時に、この意味をどのように考える?

「まだ試合を見ていない選手については、練習でたくさん発見がある。こういったカップ戦は彼らを見るためのいい機会。吉尾や木村、山根といったアカデミー出身の若い選手には勇気を持ってプレーすることを伝えた。そして今日は少し形を変えたゼロトップの中でも、ポジティブにやってくれた。各ポジションに何人か選手が重なっているが、出場している選手も安心できないというポジション争いの激しさを感じたと思う」

 

 

――ゼロトップは今後のオプションになるのか?

「可能性はなくはないと思う。その中でやらない理由もないと思うし、いろいろ試すことに意義がある。誰を使うかによって、例えば今日いなかった西村やロペスがいればそういったことにはならない可能性がある。今日ベストのオプションとして使ったまで。アグレッシブなサッカーを続けることが大事で、そして相手という部分もあると思う。相手はアグレッシブに前から来るチームなので、その中でオプションを持ってプレーすることが大事になる」

 

DF 33 角田 涼太朗

「体力的なところとか心肺的なところは置いておいて、自分のプレーを出せる状態ではあったので勝てて良かった。ただ連続してプレーして感覚を保つタイプではあるので、そういったところでのズレは出てしまった。それはプレーしていくしかないので、こうして勝ながらプレーしてもっと成長していきたい」

 

 

GK 21 飯倉 大樹

「楽しかった。選手との連係や感覚はまだまだったけど、自分自身は公式戦が半年ぶりだったし、何よりも今日はマリノスの選手として背番号21をつけてサポーターの前でプレーできたことが幸せだった。

 

 

 

ヨコエク

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