「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「特に後半は不格好というか自分たちの理想とするサッカーではなかったかもしれないけど、絶対に結果は譲らないと中でも話していた」(喜田拓也)他 [J1開幕 川崎戦後コメント]

 

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

「まず勝てたことを素直にうれしく思う。まだ開幕戦だが、この結果に満足している。そして素晴らしいメンタルを見ることができた。選手一人ひとりのキャラクターとしても強い部分を見せてくれた。特に川崎のホーム、自分たちにとってアウェイの地で、プレスのところで素晴らしいプレーを見せてくれた。残り30分くらいのところでなかなか落ち着きを取り戻すことができず、ボールを持っても簡単に失ってしまう部分が目立ったのはある。しかし次の試合に向けて修正点を見つけることができた。それを踏まえて次に向けて準備していきたい」

 

 

 

――川崎フロンターレに押される時間も長かったが、そこを耐えたことが勝因だと思う。守備陣への評価は?

「選手一人ひとりのキャラクターの強さという部分も見れたし、メンタルも強く保てていた。特に畠中と角田は最後の最後まで集中を切らさなかった。できれば自分たちのボックス内での守備は避けたかった。そういったところでもしっかり対応して強さを見せてくれた。もっと前で潰したり、ボールを奪いたかったが、相手もホームなので最後はリスクを負ってやってくる。そういったところにもしっかり対応できたと思う」

 

 

――今日はマリノスにとっての右サイドが問題だったと思う。どのように対処しようと考えた?

「松原のところでそうやってみられる部分はあったかもしれないが、彼はプレシーズンの最初から体調不良やケガでスムーズに準備できないまま今日を迎えた。そういったところでも素晴らしいプレーを見せてくれた。たしかに相手の左サイドは一番危険な選手のひとりだったが、それにもしっかり耐えながら50~60分はできたと思う。でも十分な練習ができず本番を迎えたので、そこからセンターバックの角田を右に出した。普段やっていないポジションでも素晴らしいプレーを見せてくれたし、最後までしっかり守ってくれた」

 

 

――ペナルティエリア付近でブロックを作っての守備は安定していて、あまりピンチを迎えなかったと思う。手ごたえは?

「準備段階では、ボールを握って相手のプレッシャーを剥がすことを求めていた。前半に2点決めることができ、後半は相手もホームだしボールを握り、リスクを背負って前へ出てくる。相手が去年から少しやり方を変えてきたこともあって難しい部分もあったが、準備してできた部分もあったと思う」

 

――Jリーグ30周年のオープニングゲームを勝利で飾った意味は?

「自分たちがどのようにJリーグを盛り上げていくか、という責任がある。開幕戦を戦った2チームはアグレッシブで攻撃的で、ハイラインで裏を狙っていく。そういったところでも自分たちはしっかりプロモーションし、日本サッカーを盛り上げなければいけない。そういった責任感を持って臨んだ。今日は勝ったことを率直に喜びたいが、まだ1試合終わったばかり。より成長することを要求して、次に向かっていきたい」

 

 

 

DF 33 角田 涼太朗

「今日にかける思いはあった。去年の終盤に悔しい思いをした中で、このチームでやることに意味があると思ってやってきた。

 

 

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