「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

気になるのは今年のチーム編成。僕には注目していることが2つあります。 1つ目は、誰が23番をつけるのか [下平匠の「匠の視点」]

構成:藤井 雅彦

 

 

OBの下平匠氏が横浜F・マリノスについて語り尽くす『匠の視点』。

2023年一発目のコラムでは、まず自身の近況報告を。

マリノスサポーターのみならず、下平ファンに熱き想いを届ける。

そして話題はトリコロールへ。

もうすぐ始まる新シーズンに向け、下平が気になっていることは……。

連載2年目も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

少し時間が経った今でも、ホンマに悔しい

 

謹賀新年

ヨコエク読者のみなさん、あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いします。

みなさんの2022年はいかがでしたか? 僕はおかげさまで日々楽しく、充実した時間を過ごすことができました。

エンジニアとして働き出して今年度の3月で丸2年になります。最初は右も左もわからない1年生でしたが、この間に後輩もできました。後輩に教えることで自分の考えも整理されるし、自分の知らなかったことを知れたり、新たな発見もたくさんあります。使ったことのない言語を新たに仕事で使ったり、わからないこともたくさんありますが、本当に周りの方に恵まれて、毎日をめちゃくちゃ楽しく過ごせています。

 

 

ですが、サッカーの面ではひとつだけ大きな心残りがあります。それは、所属する南葛SCが目標に掲げていた“JFL昇格”を達成できなかったこと。少し時間が経った今でも、ホンマに悔しい。

南葛に加入してすぐに感じたこと。それは『南葛SCをJリーグのカテゴリーへ上げて、若い選手にその舞台でプレーしてほしい』。その手助けをするのが、僕の南葛での使命。そう肝に銘じて2021年からプレーしています。

 

 

 

正直、プレーヤーとして貢献できる年数は、もうそんなに長くないかもしれません。だから足踏みせず、駆け上がりたかった。でも過ぎたことは取り戻せないので、今年こそJFL昇格を達成したい。これからも毎日を大切に、だけど力まずマイペースに頑張ります。

機会があれば、ではなく機会を作って(笑)、ぜひ南葛SCの試合を見に来てくださいね。

 

 

注目は23番の行方と畠中槙之輔選手

 

さて、そろそろマリノスの話を。

2022年は圧巻の強さでした。「リーグタイトルだけだしなぁ、、、」と思う欲張りな方がいるかもしれませんが、リーグ優勝を成し遂げるのは本当に大変なこと。負傷やコロナ対策、チーム状態といった要因に左右されながらも、常に対戦相手を上回らなければいけない。勝つだけでなく、負けを引き分けにするのも大切です。

迎える2023年、チャンピオンチームに対して対策、研究が施されるでしょう。それに加えてルヴァンカップや天皇杯、そしてリベンジを誓うACLもあります。それでも今のマリノスなら、昨年の忘れ物を必ず取り返してくれる。僕はそう思っています!!!

開幕はもう少し先ですが、連休明けの10日には新チームが始動します。Jリーガー時代を思い出すと、この時期はなんとなくソワソワしていたかな。ゼロからの競争やチーム作りは、何度経験しても期待と不安で胸がいっぱいになります。

ファン、サポーターの方が気になるのは今年のチーム編成ですよね。僕には注目していることが2つあります。

1つ目は、誰が23番をつけるのか。

 

 

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