「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「首位を食えたら楽しい。日産スタジアムにはたくさんお客さんが来てくれるはず」(榎本) 「監督が求めるポジションで結果を出さないといけない」(ファビオ) [浦和戦前コメント] -1,797文字-

【試合に向けて】

GK 1 榎本 哲也

「いまのところ 最少失点だけど、まだ4試合もあるしサッカーは1試合で3失点するかもしれない。最少失点を目指しているけど、まだ何があるかわからないので集中したい。 レッズ戦は一番楽しみなゲーム。相手は首位のチームだし、日産スタジアムにはたくさんお客さんが来てくれるはず。そういうしびれるシチュエーションで試合ができるのはすごく燃える。右肩上がりの状態で首位を食えたら楽しい」

樋口 靖洋 監督

「(栗原)勇蔵は千葉との練習試合で90分プレーしているし、リバウンドもないから問題ない。小椋はまた少し痛みが出てしまった。三門はだいぶ良くなってきている。ただ、痛みがある場所が場所なので慎重なところはある。ファビオはボランチでも十分できる。ボールを奪う守備範囲が広いし、もう一人のボランチを攻撃的にプレーさせる意味でも、中盤の重しの役割になる。ブラジル時代はボランチもやっていたので十分できる。
浦和は去年よりも積極的な守備になっている。一番前は興梠が離脱したので李忠成になると思う。経験ある選手だし、層の厚さを感じる。そのほかのポジションでも経験ある選手が多いけど、06年のリーグ優勝を経験している選手はあまりいない。いまのチームの雰囲気はあまりわからない。ただ、ウチとしては存在感を示したい。今年は優勝争いに絡むことができなかったので、存在感を示すいい機会になる」

 

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DF 4 栗原 勇蔵

「千葉との練習試合は体力的にキツかった。けがの痛みや不安はまったくないけど、久しぶりだったので長い距離を走ると疲れる。けがではなく発熱で休んでいたので、思っていたよりも体力が落ちていた。でも、その練習試合で90分やれたのでコンディションは上がっていくと思う。浦和との試合は単純に楽しみ。ウチとしては優勝も降格もないけど、勝たなくてもいい試合なんてない。できるだけ上に行きたい」

 

DF 22 中澤 佑二

「リーグ最少失点という勲章はモチベーションになるし、優勝も降格もないのだから、しっかり目指していきたい。けが人が相変わらず多いので、自分はまずけがをせず、安定したパフォーマンスを残り4試合も続けていきたい。ファビオはCBの選手だけど能力が高い。だからボランチに入ってもある程度はできるはず。ただ、後ろから前に上がると景色が変わるので、そこに慣れるまでに少し時間がかかるかもしれない」

DF 23 下平 匠

「ファビオはしっかり守れる選手なのでボランチでも不安はない。あとはうまくマークを受け渡すところだけ。ずっとやっているポジションではないので、後ろから声を出してうまく動かしてあげたい。浦和に対してはマンツーマン気味に守る場面もあるし、大宮に所属しているときからそれで守れていた。ボランチの選手が最終ラインに吸収されすぎると攻撃に出ていけなくなるので、そこに注意して守りたい」

MF 11 齋藤 学

「セレッソ戦の内容は悪くなかったと思うし、前に圧力をかけながら、後ろも安定していた。ああいうサッカーを続けていけば結果は出る。あとは悩まずにやること。いまはチーム全体がショートパスをつなぐサッカーになっているので、その中で自分がうまくドリブルで変化をつけられれば。そのあたりのバランスを考えすぎることなく、シンプルに表現していきたい。相手が浦和でも自分たちのやることは変わらない」

DF 15 ファビオ

「ボランチは自分のポジションではないけど、監督が求めるポジションで結果を出さないといけない。プレーした経験はあるけど、試合の最初からだと2年ぶりくらいになる。自分の役割は守備だと思っている。CBとの一番の違いは運動量を求められること。常に動いていなければいけない。浦和はほかのチームと違って攻撃的に前へ出てくる。順位を考えても勝ち点3がほしいはず。だからこそウチとしてはカウンターでチャンスを作れる場面もあると思う」

FW 19 藤田 祥史

「スタメンかどうかはわからない。それは監督が決めること。でも自分としてはいつでも出られるように変わらぬ準備をしている。長い時間出たほうがチャンスはあるだろうし、自分としてもやりやすい。大宮戦では決勝ゴールを決めることができたけど、短い時間の1本のチャンスで結果を出すのは難しい。求められていることに努力はするけど、できればスタメンで出たい気持ちは強い」

 

 

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